毎月分配型の人気急上昇
日経新聞によると、6月の毎月分配型投信の資金流入額は約4000億円と、1年1ヵ月ぶりの高水準を記録しました。NISAのスタートにあたり、金融庁も含めて、毎月分配型を懸念する声が多かったのですが、結局、利用者のニーズは毎月分配型にある感じです。
参加しました。下のボタンを励みのために押して頂ければ幸いです。



金融・投資 ブログランキングへ



金融・投資 ブログランキングへ
日本の公募投信残高は83兆円ですが、毎月分配型の残高は半数近い38兆円に上るそうです。日経の記事によると、毎月分配型は「海外の高利回り社債などで運用する投信が多いため、安定的な収益が見込め定期的に分配金を払いやすい」だそうです。また、識者としてイボットソンの小松原さんが「月々の家計を補うために毎月分配型への需要が強い」とコメントしています。
原稿の最後には、「分配支払いのため元本の一部を取り崩す場合もある。運用益を再投資して総資産を増やしたい若い世代にとっては、長期的には不利との指摘もある」と注意書きが書かれています。しかし、この注意を含めて全体を読むと、年金の足しに定期的な現金収入を求める高齢者にとっては、ふさわしい商品だと読み取れてしまうのでは。
やはり、人間目先の現金には弱いので、毎月分配型のブームというのはなかなか去らないでしょうねえ。インデックス投資ブロガーの中には、毎月分配型を親の敵のように批判する方も結構いらっしゃいます。でも、僕は毎月分配型もいいのではないかと、最近思ってきました。だって、いくら不利だと指摘されてもいうことを聞かないのは自己責任なわけですし、彼らがせっせと税金を払ってくれれば、日本の財政状況はちょっとは好転します。現に、今年の税収が上ぶれしたのは、個人投資家からの税金が増えたためといわれていますし。ちょっと意地悪な考えかな。