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【投資本2】ウォール街のランダムウォーカー(原著第10版)

 長期投資家、個人投資家にとってはバイブルといえる名著。自分のブログに「××のランダムウォーカー」と名づけている人が多いのも納得です。私もこの本を購入して1年ですが、すでに2度読み返しています。私が読んだ投資本の中ではシーゲルの「株式投資」とともに、圧倒的におすすめできる本で、自分の中では投資歴を「BW」(この本を読む前)と「AW」(この本を読んだあと)に分けてもいいほど。

ウォール街のランダム・ウォーカー <原著第10版>―株式投資の不滅の真理ウォール街のランダム・ウォーカー <原著第10版>―株式投資の不滅の真理
(2011/06/18)
バートン・マルキール

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 著者のバートン・マルキール氏は、プリンストン大教授、フォード政権の大統領経済諮問委員会委員、バンガードの社外取締役などを務める米国の経済学者。本書は、株価はランダムウォークであり、上がるか下がるか事前に予測するのは不可能なので、アクティブよりインデックスの方が個人投資家に適しているというもの。よくインデックスのみを勧めていると誤解されますが、バリュー投資などの効能は認めていて、やりかたも紹介しています。ただし、個人が手間暇をかけずにすむのはインデックスがいいというスタンス。

 また、ファンダメンタルズ、テクニカル双方を徹底的に分析したうえ、特にテクニカルについては「これほど哀れな対象をいじめるのはアンフェアな気もするが、守ろうとするのはあなたの財布なのだ」とバッサリ切っているのは小気味よい。

 バブル崩壊の歴史や、ユーモアたっぷりの文章で、読みやすさも抜群。例えば、自らもその代表と思われている効率的市場仮説学者のジョークとして、大学教授が道に落ちていた100ドル札を拾おうとした学生に「本当の100ドル札ならとっくにだれか拾っているはずだからそれは偽物だ」と注意した話や、インデックスのほうがアクティブより効率のよい証明として、サルがダーツを投げた方が、好成績を残せる確率が高いとばかり、実際にウォールストリートジャーナルでダーツ投げコンテストを始めたりなど、読んでいてニヤニヤしてしまいます。

 終盤の年代別のアセットアロケーション推薦の部分のみ、日米で異なるのであまり関心を持ちませんでしたが、その他の部分は熟読すべきところだらけです。

 ただし、この本が絶対的に正しいというわけではなく、この本からさらに次の段階、別のステップへ行くような投資本も数多くあります。日本版の訳者の井手正介氏ですら、疑念を示している箇所があるわけですから。例えば経済評論家の山崎元さんが、これまた対立説をズバズバきる「投資バカにつける薬」を読むと、直接的な書名はあげてないものの、本書も批判されています。

 それでも、まず基本を知らないと、次の応用にいけないわけですし、一個人投資家としては、やはりこの本は必読の書といえるでしょう。

 内容    ★★★★★
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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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