学術的にも普通の人にはインデックス投資

 東証主催の「ポートフォリオ理論入門」の最終回にいってきました。浅野幸弘横浜国大名誉教授を講師にした全3回の講座で、数式はできるだけ少なくといっていたのに、毎回、とてもついていけないほど数式が飛び交っていたのですが、最後の結論は分かりやすいものでした。すなわち、個人投資家は低コストでTOPIXのような時価総額ウエイトのインデックスに準拠したETFが望ましい。「欲張らなければ良い方法がある」ということでした。

 参加しました。下のボタンを励みのために押して頂ければ幸いです。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ


 モダンポートフォリオ理論で、インデックスが優位になるには、市場が十分に効率的であることが前提になりますが、実際には、人間はミスをおかすわけです。それでも、多くの機関投資家がパッシブ運用を採用していることなどから、近似的には十分効率的であると判断されました。もしも、市場が効率的でなく、銘柄選別によって市場に打ち勝つことができるとすれば、他の投資家と比べて情報などが優位にならなければなりません。個人投資家が機関投資家に対して優位に立つのは困難であり、個人投資家がPERやPBRといった誰もが利用できる情報ではとてもたちうちできません。したがって、効率的市場でなくても普通の人にはインデックス運用のほうがのぞましいわけです。

 また、最近ではスマートベータといって、バリュー、小型株などと時価総額とは異なる属性などを利用したより高度なインデックスも話題になっていますが、あくまで、過去の結果に基づいてインデックスより高いということで、将来もずっと高いかは別問題とのこと。要は、みんながスマートベータがお得と思って殺到すれば、割高になってしまう可能性があるということです。小型株効果、モーメンタム効果などはアメリカではあっても、日本では認められないし、JPX400は2001年からのシミュレーションではTOPIXを上回りましたが、実はこれはROEの影響よりも、購入する株のウエイトを最大1.5%に絞ったことのほうが大きいそうです。

 すべての銘柄は誰かに保有されているので、市場インデックスはすべての投資家のパフォーマンスの平均です。ただし、現実にはコストの分だけアンダーパフォームします。そのため、低コストのインデックスのETFだったら、すべての投資家の上位3分の1~4分の1のポジションにいられると予測されます。

 何度もこのブログでいいますが、個別株が得意で、他の投資家に優位性がある人は、インデックスを上回る可能性はあります。けれども、普通の人間で、他に職業や家族があり、銘柄選択に時間がとれないような人にとっては、インデックスがベターといえるでしょう。そのことが、むずかしい数式の結果でてきたので意を強くしました。というか、東証主催の講座でもこういう結果がでるというのは興味深かった。

 なお、浅野名誉教授は、ETFとインデックスファンドのコストの比較をしましたが、インデックスファンドのコスト算定の時に割高なファンドを選んでいたので、講座ではETFを勧めていましたが、個人的にはどちらを選んでもそんなに差がないと思っています。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

夢見る父さん

Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

最新記事
リンク
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR