老後破産急増は幻なのか

 老後破産とか下流老人とかがいわれるなか、反社会学講座のパオロ・マッツァリーノ公式ブログで興味深い記事が載っていました。昔も今も貧乏な老人はおり、「老人福祉制度に関しても、いまは歴史上もっとも恵まれている時代です」としています。

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 ただ、データがなくて、筆者の感想を述べているので本当なのかな?というのが正直なところ。昔も今も貧乏な人がいるのはそのとおりですね。ただ、昔というのが終戦直後というならば、焼け跡で飢え死にした人も多かったでしょうし、十把ひとからげでいわれてもわかりにくい。そこで昭和末期の1985年の社会状況と比べてみましょう。

 現在の日本では、終戦直後のように、多くの人が食べ物に困るという意味での貧困はありません。しかし、今問題となっている相対的貧困率は1985年の12%が、2012年は16.1%と右肩上がりで推移しています。

 また、一番貧乏という意味の生活保護受給者でいえば、2014年で216万人であり、これは過去最多だった1951年の204万人を上回っています。もちろん、1951年は人口が8400万人しかいなかったのですが、終戦間もない時期よりも絶対数で多いというのはびっくり。このうち4割が高齢者です。また、昭和後期の老人と考えると、1985年の生活保護受給者は146万人しかおらず、明らかに30年前に比べると現在のほうが貧乏人が増えています。

 国民年金の満額支給額は1986年に62万円で、現在は78万円です。当時の大卒初任給が14万円、現在が20万円ということを考えると、年金支給額は昭和のころも今もインフレ調整後はほぼ変わらないといえそうです。しかし、年金財政の行き詰まりで、今後は3割ぐらいカットもありうるといわれます。78万円が3割カットされると60万円を切ってしまうわけで、やはり今後の老人は昭和末期の老人よりも苦しくなる可能性が大きいといえそうです。

 現在、週刊誌などで下流老人、老後破産などがすぐにでもおきそうに描いているのは、あおりすぎだと思いますし、浮き足立つ必要はないでしょう。しかし、昭和末期の老人に比べて、危機的な状況になる可能性が高いことを踏まえて、資産運用など何らかの対策に取り組んだほうが、リスクは少ないでしょうね。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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