【投資本63】ITTIN著 29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた 清流出版
投信ブロガー界騒然の著書。まだうら若き女性ブロガーが王道の内容の本を出しているのだから、話題になるのも当然でしょう。ただ、中身については著者が資産運用の才能があるからできることで、僕のような凡人にはちょっと真似はできないなと思いました。
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内容は、同世代の若者でも理解しやすい平易な文体のうえ、将来へのしっかりとした考え方、家計簿を使った家計管理の徹底ぶり、資産運用への王道的な取り組み。若いうちからお金へどう取り組むかを考えるのは必要なので、参考になるところはあるでしょう。
でも、インデックスでコツコツ投資をしているということをのぞけば、僕はとても真似できないなあ。まず、年収が全然違う。ITTINさんは28歳で年収600万円で、さらに会社が家賃を天引きしているということですから、恐らく28歳のころの僕の倍以上はもらっています。しかも、就職にあたって、会社の家賃負担を考えているわけですから、収入はもとより、お金に関する向き合い方のレベルが違いすぎます。
支出のほうも、ITTINさんは大胆に抑制しています。そのカギとなるのが、家計管理ですが、僕のようなずぼらな人間にはとてもできません。一応、僕も家計簿ソフトに収支はつけていますが、今月は数万円も使途不明金が発生したし、そもそも、付けるのに満足して見返したりしていません。また、物欲に対する考えも、全然かないません。
だから、ITTINさんはすごいなと感心するけど、レベルが違いすぎて、西野カナと一緒にカラオケにいった感じとでもいえばいいでしょうか。もし、この本を読んだ方で、自分にはできないという人がいたとしても、そちらのほうに親近感を覚えます。まあ、すべてを見習わなくても、どこかで取り入れれば、老後への対策の一助になるかもしれませんが。
才能がない身としては、一番あこがれるのは、資産運用の才能があるかたとの逆玉ができればいいなあ。こんど生まれ変わったらイケメンになりますように、お祈りしておこう。
内容 ★★★★
読みやすさ ★★★★★