高収入貧乏が下流になっても自己責任



 参加しました。下のボタンを励みのために押して頂ければ幸いです。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ


 【投資本64】荻原博子著「隠れ貧困」 朝日新書
 荻原博子さんの新刊「隠れ貧困」を読みました。老後貧乏や資産形成について語った本は何冊も読んだ中で、一番面白かった。前半は高年収で貧困な人の実例、後半は貧困に陥らない対策を書いていますが、やはり高収入貧乏、特にバブル世代の人は完全な自己責任で、下流老人になっても仕方がないと思いました。



 収入が少ない人が、貯金をできないのは、やむを得ないでしょう。ところが、金融広報中央委員会の調べでは、年収1000万円~1200万円で13.5%、年収1200万円以上で11.8%が貯金ゼロです。また、総務省の家計調査によると、40代の平均貯蓄額から平均負債額を引いた金額はなんとマイナス808万円。50代でもプラス55万円に過ぎません。40代、50代は若い世代よりも収入が多いはずなのに、なんとも不思議。

 マイナス800万円の大半は住宅ローンでしょうが、リストラとかされたらどうする気なのか、昭和のころならともかく、こんな時代にみんなリスクをよくとれるな、と思います。僕自身、臆病なので、とてもそんな勇気はありません。

 さて、荻原さんの本に登場する銀行の課長・長谷川さん(42歳)は年収800万円。ところが住宅ローンや教育費でお金は消え、月2万円の赤字をボーナスで補てん。さらに旅行費などで、年間に貯蓄できる金額は下手するとゼロになるとのこと。40代前半で年収800万円なら勝ち組だと思うし、昔なら十分暮らせたのでしょう。しかし、年金保険料や消費税といった負担が以前よりは格段に増えているうえ、会社の経費節減で、社宅がなくなり、タクシー代も自腹になったなど可処分所得は減っています。

 また、機械メーカーの部長、中川さん(50歳)は、年収1000万円なのに、貯金は100万円を切っています。しかも住宅ローンは70歳まであるというのだから、老後のお先は真っ暗。にもかかわらず、同い年の妻は友人とホテルのランチに食べに行ったり、ブランド品を買いあさったりして、貯金はできません。バブル世代は若い頃に贅沢したことが忘れられないうえに、就職なども気軽にできたから、将来のことを真剣に考えられないのですよね。

 同じくバブル世代の林田さん(54歳)も上場ゼネコンの部長で年収850万円ですが、家計を預かる妻(50歳)は買い物三昧で、家計は破綻状態。なんと夫に隠れて、母親から援助を受けており、しかも、母親の4000万円あった資産も底をついてしまいました。一見、女性誌の読者モデルに出てきそうな高級ブランドに囲まれたファッションや住宅に住んでいますが、老後貧乏どころか、高収入貧乏という恐ろしい状況です。

 でも3人とも家計のことは妻に任せて顧みない上、たかだか年収800~1000万円でマイホームを購入して奥さんは専業主婦という贅沢をしているわけです。さらに、自分は金持ちだと思って見えっぱりになっている。これでは貧乏になっても不思議ではありません。

 長谷川さんが「銀行員なので他人のお金のことはアドバイスできますが、自分のお金については不安ばかり募る」と話しているのには笑いました。自分の資産もしっかり管理できない銀行マンに相談なんかしたくないのですが、現実の金融機関はこんなものなんでしょうね。後半は具体的な対策で、納得できる部分も多いのですが、長くなったので、明日に続きます。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

夢見る父さん

Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

最新記事
リンク
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR