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映画「鈴木先生」の感想を投資ブログらしく書く

 見た映画やテレビ番組の感想を投資ブログの観点を強引につけながら話すコーナー。第2回目は鈴木先生です。これは、2011年にテレビ東京で放送されたドラマの映画版なのですが、史上最低の視聴率を記録したにもかかわらず、打ち切りされず、映画化にまで至った奇跡のような作品です。私はドラマの時から大ファンで、なぜ、このような濃いドラマが受けないのか不思議でたまりませんでした。

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 見ていなかった人のために簡単に説明すると、三鷹市立緋桜山中学2年の担任鈴木(長谷川博己)は、学校では不良や問題児の指導ばかりに力を入れるが、一見普通に見える生徒の摩耗こそが大きな問題であると考え、大人の論理を押し付けず、生徒たちに問題を徹底的に論理的に考えさせ、成長させる教育を実践したいと考えていた。クラスには、中学生の性交渉、教師のセクハラといった大きな問題から、給食の酢豚までさまざまな問題がおきるが、それを乗り越えていくというもの。子供を持つ親からすると、首をかしげるところもありましたが、脚本が「相棒」「リーガル・ハイ」の古沢良太ということもあり、よく練られたものでした。


 打ち切られなかった理由については毎日の記事に出ています。ひとつは製作委員会方式のため、テレビ東京だけの判断で打ち切りができなかった。製作委員会にはネット配信で利益を出せばいいという企業もあったそう。株式と債券を買えばリスクが減るように、テレビ局とネット会社の相関関係が低かったのですかね。

 また、DVDが売れたことも映画化につながりました。視聴率の良いドラマでもコアなファンがいなければ映画ではもうからず、逆に視聴率の悪いドラマでもコアなファンがいるほうが、映画としてヒットする確率が高いと言われます。あの「踊る大捜査線」も当時、ヒット作品が軒並み記録していた視聴率20%を超えたのは最終回だけです。「海猿」に至っては、なんと13%しかありませんでした。逆にテレビで大ヒットした「ごくせん」「HERO」などが映画で今ひとつ当たらなかったのも記憶に新しいところです。

 「鈴木先生」はマイナーキャストだし、大きなアクションもないから制作費は安いでしょうし、上映館も全国35館と絞っているので、客入りが悪くても、ペイできることを考えているのでしょう。ビジネスモデルもしっかり考えていると思います。また、舞台挨拶も主演の長谷川さんだけでなく、生徒グループであちこちまわしているというのも斬新でした。

 映画の内容は、タイトルがエピソード11と、テレビ版の延長と位置づけていることもあり、映画単独としてみると戸惑うかもしれませんし、昨年話題を読んだ「桐島、部活やめるってよ」がいかにも映画的な作品だったのに比べると、わかりやすすぎて、深く考えなくてもいいというテレビドラマ特有の特徴があります。ドラマのファンにとっては十分すぎるほどのご褒美です。

 ドラマ版では中村さん(未来穂香)のファンだった私も、小川さん(土屋太鳳)の素晴らしさが十分納得できました。また、鈴木のライバル足子先生(富田靖子)の復活もうれしい。NHKの朝ドラでは久しぶりに善玉役の風間俊介さんが、相変わらずのキレキレ演技だっとのも面白かった。ドラマファンだったら大満足でしょうし、ドラマを見てない人は、事前にDVDかネット配信でドラマをチェックしたうえで映画を見ることをおすすめします。ちなみに、渋谷東映で見たのですが、エンディングロール中に帰る人は一人もいませんでした。それだけ良質のコンテンツだったということでしょう。

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Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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