「殿、利息でござる!」を投資家視点でみる

 貧しい宿場町が、殿様にカネを貸し付けてその利子で生活を豊かにしようという奇想天外の時代劇映画「殿、利息でござる!」がヒットしています。単純に映画としても面白いけど、投資家視点でみてもなかなか感心できました。作品そのものの感想は映画ブログにも書いていますので、ぜひご覧ください。

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 まず、百姓が殿様にカネを貸すという方法が斬新です。劇中、松田龍平演じる切れ者の役人が「富者と貧者を分けるのは利息を取る側に回るか、取られる側に回るかだ」というセリフがあります。現代でも同様で、例えばカードのリボ払いなんかしていたら、あっという間に貧者に転落する危険があります。逆に投資で配当を得ようというのは富者の第一歩になる可能性もあります。ピケティのr>gが有名ですが、投資家こそ富者への道です。

 宿場の住人たちが貸し付ける額は1000両(現在の3億円)。中途半端なカネの利子では、事態が良くならないことを分かっていたのです。その1000両集めるために、必死で倹約して、家財を売り払います。そのうえで、「一生懸命働くしかない」という結論がでます。これも、現代でも通用することで、相続とか、起業で大金持ちになったなんていう人を除けば、倹約やいらないものの売却は立派な資産運用。なおかつ、本業にいそしんで定収をもらうというのも重要なことです。

 さらに、主人公達はもらえる利子を自分らがもうけるためではなく、宿場に還元するために回しました。いまでいう社会的責任投資ですね。その美しい心が人々のこころをうちます。一方で、出資をしない商人には「みんながやっているのにあなただけやっていないのは」とか「町の代表としてやらねば」など説得します。これはあまり良い意味ではないですが、今の投資信託の売れ筋をみても、「みんなが買う投信は良い投信」みたいな勘違いもでているわけですから、行動経済学的にも納得できるような心理をついてきます。

 極めつけは、山崎努がツボにためた小銭を1枚1枚ためていること。あの「マルサの女」で有名となった真理「喉が渇いたからと行ってコップの水を飲んでは金持ちになれない。水がたまっていくのを待ち、あふれでたのをちびりちびり飲まなければだめだ」というセリフを彷彿としました。投資家目線でみても面白い作品でした。

 

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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