FC2ブログ

【投資本5】むしろ暴落しそうな金融商品を買え!

 経済評論家の吉本佳生氏は、「金融工学 マネーゲームの魔術」で、金融工学について丁寧かつ初心者にもわかる名著を出していますが、最新作である本作は、私からみると首をひねる部分が多かった。

 参加しました。下のボタンを励みのために押して頂ければ幸いです。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

金融・投資 ブログランキングへ



 まず、吉本氏は近年の傾向として長期分散投資が有効でなくなったとしています。たしかに、日本株と米国株の相関係数は1に近づいている(同じような動きをしている)し、日本株でも業種ごとの相関係数は1に近づいており、以前のような、日本株で分散すれば大丈夫ということはありません。しかし、債券だけは以前、分散効果があるとしているのは、ある意味、分散投資の基本であるわけだから、何を今更という気がしてなりません。

 また、長期投資についても、日本株が20年さがりつづけていることを例にあげていますが、ドルコスト法(コツコツ投資)ならば、下がったところで多く変えるわけですから、ちょっとでも上向けば、プラス転換します。星野泰平氏の「」によると、バブル崩壊後、日経平均は4分の1になりましたが、コツコツ投資をしていると。にもかかわらず、本書では「ドルコスト法はダメ」として、「暴落から逃げ損なう」ことを理由にしています。一直線に下がり続ければその通りなのですが、現実の株価というのはそんな値動きはありえないので、たとえ下げ相場でもドルコスト法は有効だと思います。

 また、タイトルになっている、暴落しそうな金融商品とは何かについては唖然としました。要は、ショック時から本格的な暴落まではタイムラグがあり、その間に逃げ切るための心構えだというのです。うーむ。

 個々の記述ではバブル生成の過程とか、実質実効円相場でみると円高水準も高くないとか、参考になるところもあったのですが。

 吉本氏の本ならば、「金融工学 マネーゲームの魔術」を読むことをおすすめします。こちらはポートフォリオ理論からブラック・ショールズ法まで、数学が苦手な人にも理解できるように(それでも数学が苦手だと大変なのですが、)してあります。出版から10年以上たってますが、まだまだ参考になるところが多く、買うのだったらこちらにすればよかった。

 内容    ★★
 読みやすさ ★★★★★
 購入

「金融工学 マネーゲームの魔術」

 内容    ★★★★
 読みやすさ ★★★★
 図書館で借りた

むしろ暴落しそうな金融商品を買え!むしろ暴落しそうな金融商品を買え!
(2013/01/25)
吉本佳生

商品詳細を見る
金融工学 マネーゲームの魔術 (講談社プラスアルファ新書)金融工学 マネーゲームの魔術 (講談社プラスアルファ新書)
(2000/04/20)
吉本 佳生

商品詳細を見る

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

夢見る父さん

Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

最新記事
リンク
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR