昔から老後貧乏はあったのに



 「退職金と年金でなんとか老後を、と思ったのに、とんだ計算違い」。「ジッと耐乏生活するしかない。40年近く働き続けた後で、こんなに不安を抱かされるとは」。新聞に掲載された高齢者が老後貧乏に困惑する様子です。

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 最近、よくこんな話を見ると思うでしょうが、実はこれ、毎日新聞1989年3月31日の記事です。つまり30年近く前から高齢者は同じようなことをいっているのですね。

 今年から年金受給する65歳の人も、当時は37歳の働き盛り。終身雇用で年収も右肩上がり。資産運用を考えても株価もまだ頂点には達してないですし、簡易保険の予定利回りは、終身保険で「5.5%」もありました。それでも、老後貧乏に困惑する高齢者が新聞に大きく掲載されていたのです。

 高齢者は、最近になっていきなり生活が大変になったわけではありません。30年近く前からそういわれていたのです。当時はバブルのピークで日本人が一番豊かなころ。それ以前はもっと貧しかったわけです。だから、年金だけで暮らせるというのは多くの人にとって幻想でしょう。少なくともバブル崩壊後の90年代前半から、将来はもしかするとヤバイと考えなかったのは、認識が不足していると言わざるをえません。

 サラリーマンの平均年収のピークは1997年です。当時30~40代でしたら、今よりも給料は高いのですから、無理に投資をしなくても、身の丈のあった生活をするだけで、十分、老後貧乏に対抗できたはずです。仮に20年間、毎年150万円預金し、平均的な退職金をもらえば、それだけで5000万円になります。病気などで退職したり、シングルマザーで夫が養育費を払わないなどアクシデントがあったら別ですが、普通に生活してきた人が老後貧乏とぼやくのは自己責任の部分もあるといえるのではないでしょうか。

 なお、若い人の貧困と老後の貧困は分けて考えるべきだと僕は思っています。現在、NHKの女子高生をめぐる貧困報道をめぐり、議論が起きています。しかし、若い人は(1)お金に関するリテラシーが親も含めて不十分(2)将来のことを考えれば、学問はもとより趣味に乏しい資産のなかからお金を使うのもおかしくない(3)相対的貧困が問題となっているのであり、若者がここから抜け出さないと、本人の人生はもとより、将来の収入が少なくなることによる税収や社会保障費の損失、治安の悪化など周囲にも悪影響をあたえる、ことが理由として挙げられます。だから、僕自身は若い世代の貧困こそ救うべきであり、それは絶対的貧困に限らないと考えています。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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