後妻業の女にみる高齢者の資産の守り方



 映画「後妻業の女」を見てきました。孤独で高齢の資産家に近づいて後妻に収まり、全財産を自分に譲るよう公正証書を書かせたあと、殺害して遺産を奪い取る「後妻業」のエース小夜子を大竹しのぶさん、共犯の結婚相談所長・柏木を豊川悦司さんがノリノリで演じています。

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 映画ブログでも感想を書いたのですが、投資ブログらしく、資産保持の観点からの感想を。まず、65歳以上の独り暮らしは600万人に上ります。資産家の男性に絞っても何万人もいるでしょうし、女性資産家も「竿師」とよばれる男性詐欺師に狙われる危険があります。

 もっとも狙われやすいのは孤独な人。映画でも津川雅彦さん演じる資産家・中瀬の内縁の妻に収まり全財産を相続しようとする小夜子を、実の娘たちがなじるわけですが、小夜子は「生きている間、あんた何回顔だした? 私がいたから死ぬ前に良い思いができたでしょう」と反論します。娘だからと安心して、親元に顔をださなかったり、喧嘩したままだったら、回復の機会はないわけですね。

 また、小夜子は同居していたため、中瀬の貯金や株の記録が金庫にあったことをしっています。そして、銀行員を病院までつれていって解約するわけですが、娘達は親がこうした資産をもっていることを把握していないので、いくら被害をうけたか分からない。あと何年かすればマイナンバー制度の普及でこうした被害も防げるかもしれませんが、現実には厳しいでしょうね。

 さらに、遺産をめぐって娘達は遺留分の請求をしようとします。しかし、小夜子の被害にあった別の遺族は、訴訟をすれば世間に遺産をめぐってごたごたしていることが分かってしまい、それは避けたいといいます。資産家はたいてい有名人ですから、遺産訴訟でもめているなんてことがばれたら自分の商売の風評に影響する危険もあるし、親戚からもつまはじきにあうかも。そう考えるとなかなか訴訟にふみきれず、はした金で和解することも十分ありえるのですね。

 また、遺留分減殺請求は「相続の開始から1年以内」ですから、ごたごたしていると1年がすぎてしまいます。こうしたことも背景にあってか小夜子は「裁判でも起こしたらええ」とうそぶきます。

 では、どうすればこうした後妻業の被害を食い止めることができるか。自分が子供の立場だったら、親と仲良く、連絡を密に取るとしかいいようがありません。資産のことを相談するのは難しいかも知れませんが、あとのごたごたを考えればきっちりと情報を交換していたほうがよいでしょう。自分が資産家の立場なら、再婚するにしても、うかつに遺言などを書かずに、熟考すべきでしょう。

 「カネはあの世に持って行けない」ので、有効な残し方を考えなければなりません。映画では実際に殺人事件まで起きますが、なまじカネをもっているために人生の最後が悲惨なことにならないよう、家族とのありかたを考えたり、信頼できる弁護士、税理士などを知り合いにもっていくことが必要でしょうね。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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