野村証券セミナーはかなりお得(上)

 野村証券本店で開かれたセミナー「海外の政治・経済情勢」に出席しました。講師は野村のシニアエコノミストの吉本元さん。タイトルとは違い、国内の政治、経済情勢を含めて詳しく語ってくれました。日頃の報道でも断片的な知識しか入らなかったものが、こうやって整理されて説明すると、世界で何が起き、何がリスクなのか一目瞭然です。しかも無料。

 野村証券本店に行くのは初めてですが、意外と古いビルで、玄関も狭いのには驚きました。もっとも、兜町をうろうろしたのですが、日銀の道路をはさんだ向かい側にも、草ぼうぼうの空き地があったり、ホームレスが住んでいたりなど、とても東京中心部とは思えない閑散さ。証券市場が活発になったのもせいぜいこの1、2カ月なので、周辺不動産までは波及していないのでしょうね。講演は本店7階のホールで行われ、ふかふかした椅子に感激。やはり伝統と歴史の野村証券といったところでしょうか。

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 さて、講演はまず、日本の政治経済についての説明です。アベノミクスの3本の矢については、期待先行で株高になっており、詳細と実施によってどうなるかが決まると分析。財政政策については現時点では肯定的で、公共投資は波及効果がないとの指摘については、新規インフラは土地の取得代もあり、波及効果は限定されるが、今回は既存インフラの更新なので建設関係をはじめとして広く波及すると分析。補正効果は今年の7~9月期まであり、その後は消費税の駆け込み需要があり、来年の3月期までは景気は堅調との見方でした。

 特に、消費税については、増税時期が先送りされれば、2016年夏に予想される衆参同時選挙で消費税が最大の争点になってしまうため、なんとしてでも、来年4月に引き上げたいというのが政府・自民党の意向で、そのためには、増税条件である今年4~6月期の成長率をなんとしても高めにしようとするとの見立てです。

 一方、金融政策については、日銀総裁人事が最大の焦点であるとしました。参院で自公が過半数をとっていないため、与野党の協議が難航して空転が続く危険があるとしました。民主党は輿石さんをはじめとする参院幹部が日銀総裁人事についての意見を表明しておらず、政争の具になる恐れもあります。実際当初は2月15日に次期総裁の候補が出てくる予定だったのが、ずれており3月に入る可能性もあるそうです。もし、日銀総裁の任期切れ後に空白期間ができてしまえば、市場の期待は落ち込みます。

 また、ドイツ、ロシア、韓国などから円安が通貨戦争だと懸念視されていますが、この3国はかなりポジショントークであると、欧米メディアも冷ややかにみています。IMFなどは肯定的な評価をとっており、2月15日開幕のG20財務相・中央銀行総裁会合の声明文でも日本を批判する可能性は低いことや、その後の安倍首相訪米でも、米国から直接的な批判がでることは外交儀礼上考えにくく、海外からの批判は大きな影響にはならなさそうです。

 3本目の成長戦略については、産業競争力会議が今年6月に成長戦略を策定することになっていますが、メンバーの大半が大企業の社長であり、会議の時間があまりとれないため、事務方の経済産業省の力が発揮されるのではないかとはなされ、財務省との対立リスクや規制緩和に対する霞ヶ関の反発、さらにメンバーの竹中平蔵氏と麻生財務相の不仲などから、具体的な方策が盛り込まれない可能性もあるとしています。

 セミナーの話を私なりに勘案すれば、来年3月までは経済へのアクセルはかかるものの、全面的なアクセル全開とはならないでしょうし、結構、想定外のリスクはあるということでしょうか。さらに、これは国内要因であり、海外には私が想定していた以上のリスクがありました。(続く)

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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