本多静六生誕150年展に行った



 明治から戦前にかけて活躍した林学者で、資産運用の大家でもあった本多静六の生誕150年展が、東京・日比谷公園で開かれています。無料だということもあり、ちょっとのぞいてきました。

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 展示はパネルが中心で、本多の生涯を紹介しています。場所柄、日比谷公園をはじめとする公園の造営や学者としてのエピソードが中心でしたが、給与の4分の1を天引きする本多式4分の1貯蓄術や、本多が残した数々の名言も取り上げられています。資産運用だけでない、彼のことをいろいろ勉強でき、波瀾万丈な人生に大河ドラマの主人公になってほしいとさえおもいました。

 本多は埼玉県の農家に生まれ、旧姓は折原です。生家が破産したことから、極貧のなかで暮らします。地元の有力者の支援で、学費が安かったという理由で東京山林学校(現在の東大農学部)に入学しますが、落第してしまい自殺を図りました。幸い、命は助かりましたが、以後、必死で勉強して、入学時最下位だった成績がなんとトップに。ドイツへの留学も決まります。

 その留学も、本多が婿養子になってほしいといわれた見合いを断るために、わざと汚い恰好で行き、料理もパクパク食べたところ、逆に相手の父親に気に入られ、断る手段として、留学費用をだしてほしいといったら、本当に出してくれたという、おとぎ話のようなもの。その父親は、彰義隊の元隊長・本多敏三郎というから、まさに豪傑な古武士のようなひとだったのでしょう。本多の妻となった詮子も、日本で4番目の女医で、女学校時代は男から解剖の授業を受けさせてもらえず、深夜、墓地へいって人骨を調査したという、これまた豪傑な女性ですが、生涯、静六を支えました。

 ドイツ留学後に東大の助教授として迎えられますが、最初、教授といわれたのに、自分の先生がまだ教授になっていないと断ります。給料も安いなか、資産を得ることが生涯に重要と本多式貯蓄術を行います。とにかく倹約につとめ、本多家の食事は生野菜を塩漬けにした「ホルモン漬」というもの。しかし、ただ倹約するのではなく、ある程度まとまったら投資をはじめ、雪だるまのように、財産は増えていきます。

 一方、本業も日比谷公園をはじめとする近代の公園を続々と設計。中でも明治神宮は150年後をシミュレーションして設計し、そのときから100年たった現在までは本多の予想通りの植生になっています。また、東北や北海道の鉄道に防雪林を提案して、雪国でも列車が走れるようになったり、国立公園制度発足に協力したり、関東大震災で壊滅した東京の復興にあたったり、とものすごい活躍をします。

 こうした本多は仕事は道楽、楽しむものという姿勢を崩しませんでした。いやいややるのではなく、楽しいから、苦労も気にならないというものです。僕のような怠け者でなく、これだけの実績を残した人がいうからたいしたものですね。

 一方、投資の才能もずばぬけており、現在のお金で数百億円にも及ぶまで膨らんだ財産も、奨学金や地元の山林保全に大部分を寄付しました。こういう人がいるというのは日本の誇りだと思います。

 150年展ではビデオ上映もあるみたいですが、時間があわず断念。でも、パネル自体は20分もあれば見てまわれるので、近くにいらしたときには立ち寄ってみたらどうでしょうか。10月19日まで開かれています。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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