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野村証券セミナーはかなりお得(下)

 野村証券のシニアエコノミストの吉本元さんのセミナー「海外の政治・経済情勢」。今回はタイトルとおり、海外の情勢です。

 まず、米国ですが、昨年末に大騒ぎされた財政の崖は、与野党が先送りや妥協で沈静化していますが、このあと3度のヤマがあります。まず、3月27日の2013年度暫定予算の失効。米国の会計年度は10月スタートなのですが、野党の共和党が下院の過半数を占めているため、半年近くなっても暫定予算のままです。次が4月15日の2014年度の予算決議成立期限です。

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 そして最後の山が5月19日の連邦債務法定上限の引き上げ期限です。米国も財政赤字に苦しんていますが、もし、引き上げに失敗すれば、政府機能の停止や格下げにつながりますし、最悪の場合はデフォルトも。引き上げたとしても、本格的な財政赤字削減をせずに、先送りするだけでしたが、いずれはツケを払わなければなりません。この場合、悪いドル安=円高になり、株安になります。世界経済のエンジンである米国が失墜すれば、日本がいくら頑張っても、どうしようもありません。

 では、最近聞かなくなった欧州危機はどうでしょうか。実はこちらも火種がくすぶっています。まずギリシャは、昨年12月に第2次金融支援が実施され、一息がつきました。しかし、今年4月以降の融資は、いわゆるトロイカ(欧州委員会、ECB、IMF)が2月下旬にギリシャ入りして調査。その後も四半期ごとに調査が行われます。そこで、要求されている財政赤字削減などがなされていなかったら、どうなるか不透明な状況が続きます。

 スペインも問題があります。2月末にスペインの財政赤字がまとまりますが、市場予想はGDP比の8%と目標6.2%を2%上回りました。すると、今でも適格ギリギリのスペイン国債はジャンク債に格下げされる危険性があり、資本注入を受けているスペインの金融機関の収支がいっきに悪化します。さらに、スペインでは首相の不正献金疑惑が持ち上がり、政局が混乱する危険性が高くなっています。

 イタリアも2月24日、25日に総選挙が行われますが、経済学者のモンティ首相が率いる中道連合は世論調査では3位か4位にとどまっています。ベルルスコーニ前首相は、緊縮財政を批判して、バラマキを公言しており、モンティ氏が連立政権から外された場合は、一気に市場の不透明感が高まりそうです。

 間の悪いことにドイツも9月に総選挙があります。メルケル首相が引き続き首相にとどまる可能性は高まるでしょうが、もともとドイツ国内では、南欧諸国への支援へ批判的な声が強いだけに、総選挙前に支援が必要な事態になっても及び腰になりそう。まさに欧州は、たった今は問題は起きていないが、いつどうなるかわからない状況です。

 中東も不安定な状況は続いたままで、イランの核開発疑惑は依然おさまりません。シリアのアサド政権が崩壊して後継にイスラム原理主義者が権力を握る可能性も出てきました。そうなると両国に囲まれたイスラエルは死活問題です。イランは6月に大統領選がありますが、それまでにイランが空爆などの強硬手段をとるのか、吉本さんは、米国の大統領選が終了したため、オバマ大統領が過度のイスラエル擁護をする可能性は低く、イスラエルも強硬手段はとりづらいだろうと分析していますが、中東戦争がまた起き、ホルムズ海峡が封鎖されれば、日本の景気などはいっぺんにふっとんでしまいますので、とにかく平和であってほしいものです。

 さて、世界が平穏にいった場合は、日米とも景気が回復し、中国も年の後半から景気が上向くでしょう。その場合に、新興国に過剰な資金が流れ込み、新興国バブルの危険もあるという指摘もありましたが、そこで時間切れ。中東までの話が面白かっただけに、中国や新興国リスクについてもっと詳しく説明を受けたかったのですが残念です。

 それはさておき、日経平均1万4000円だ、いや2万円だなんて威勢の良い声も聞こえますが、世界中、どこに落とし穴があるかわかりません。株高に浮かれずに、リスクを考えながら、コツコツ投資をしていくしかないと思いました。

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Author:夢見る父さん
50歳でセミリタイアしたおっさん。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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