お金は汚い?

 日経新聞の金融ニッポンの記事で、岡本和久さんが「お金ってきれいなものですか、それとも汚い?」と質問して、子供に投資教育を行っているとの記事が紹介されていました(会員制)。 

 この記事はかなり納得できました。実際、企業では利益を追求するのが当然なのに、個人が資産運用しようとなると、どうしてもうさんくさく見られてしまいがち、と思いませんか。少なくとも、私は会社の同僚と飲みに行って、勤務先の売上をどう上げられるか、という話は盛り上がるけれど、自分の資産運用をどうするか、とは一度もしたことがありません。
 なんでかな、と考えた時に読んだのが脱社畜ブログさんの、「死ぬほど働いた」ことを美化するな。 日本人は死ぬほど働くことが良いというふうに刷り込まれているという説です。汗水たらす労働は尊く、資産運用のような頭を使っても体を動かさない行為は卑しい。ホリエモンが逮捕されたときの東京地検特捜部長が「額に汗して働く人が憤慨する人を摘発する」と話して、そのとおりになったわけですが、要は、不労所得を得る人は、日本国としても迫害するっていってるわけですよね。国家レベルでそうならば、個人のレベルならさらにそういう考えは強いですよね。

 会社で資産運用の話をすると、仕事にすべてを注力するべきなのにサボっている奴とか、守銭奴とか周囲から見られてしまうような恐れは、正直あります。でも、その割に周囲の人って女の話とか平気でしているんですけれども。

 資産運用が冷ややかに見られるのは、日本では歴史的な経緯があるのかもしれません。江戸時代の身分制度で商人が武士や農民よりも下に置かれたのに、末期のころになると有力商人は大名よりも力を持っていました。だから、商人に対する憎悪ははんぱなく、都市の打壊しの標的は商人、特に金貸しなど大商人でした。こういうところから、不労所得を稼ぐことへの憎悪は大部分(先祖が大商人以外の人)の日本人のDNAに刷り込まれているのかも。

 もっとも、こういった事情がなくても、個人の最大のプライバシーである財産について、よほど仲良くない限り、他人にしゃべることはリスク管理上、好ましくありません。ただ、金銭に関することをタブーにしすぎて、知識がまったくないと、本当の危険もわからなくなって、投資詐欺なんかにひっかかるわけです。だから、家族や本当に親しい人がそんなトラブルに陥らなよう、親しい間柄では資産運用の話をする。そうして、汚いものだと遠ざけている人にも、理解してもらうことが必要といえましょう。

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こんにちは

大切な人を守るためにも、本当に信頼できる人同士で資産運用の話をする。良いことですよね。

いくら投資にお金をまわしているか
とか、いくら儲かった/損したとか、そういう生々しい話でなくてもいいから、普段から資産運用について話が出来る関係性を築いておけば、きっとお互いが投資詐欺の防波
堤になれますよね(^^)。

Re: こんにちは

こんにちは。
ブログ拝見しております。

バフェットの言葉にもありますが、一人でお金を貯めるだけの人生はむなしく、
大切な人とどう使うかというのが重要だということです
信頼できるパートナーや家族が大切ですよね。

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Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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