働くことの意味



 児童養護施設や自立援助ホーム出身者の就職支援をする横浜市の企業、フェアスタートの5周年シンポジウムに行ってきました。児童養護施設は一般的に高校を卒業すれば退所しますが、最初の就職先でつまづいてしまうと、住む場所がないこともあり、そのまま転落してしまうケースも多いといわれます。フェアスタートはそうした人たちの就労支援をする企業です。さらに、NPOフェアスタートサポートも設立し、両者が連携しながら就労支援を行っています。

 参加しました。下のボタンを励みのために押して頂ければ幸いです。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ


 代表の永岡さんはリクルート出身。「かわいそうではなくもったいない」をスローガンに掲げています。かわいそうな子供たちをあわれるのではなくて、社会の戦力として十分通用するのに、そのチャンスがないのは社会にとっても、子供たちにとってももったいないだろうという意味と僕は理解しています。

 永岡さんの話で面白いのは、無料の職業紹介は質が悪いということ。ただでさえ条件の悪い施設出身の人たちの就活ではハローワークの紹介などでは、自分の本当にやりたいこととマッチせずに、スタート時点でミスマッチになってしまうことも多々あるとか。しかし、支援企業を中心に、求職者が本当にやりたい仕事に就けるようマッチングを心がけているそうです。5年間で65人の就職を斡旋してきました。さらに、施設や定時制高校などに仕事のガイダンスなども行っています。企業の幹部が仕事について話す機会を設けるものです。

 施設出身者は親がいないなど厳しい環境にある分、自分が働くことの意義を真剣に考えたり、お金についての感覚がきちんとしている人も多いそうです。親のすねをかじってニートになることなどできないわけで、働けなければ、下手すればホームレスになったり、死にも直結してしまうわけです。そうしたことから、人材として評価する企業も出てきているそうです。

 この日は、フェアスタート経由で就職を決めた3人の若者の体験談が語られました。3人とも僕には想像もつかない過酷な環境で育ってきましたが、働く意欲は高いし、スピーチはうまいし、正直驚きました。「施設出身でかわいそうといわれるけど、施設出身だからこそ、今の自分がいる」と自信を持った姿は感銘を受けます。僕の場合、同じ年頃にはそんなに仕事に対して意識は高くなかったし、中年になると惰性に流れることもあり、こうした若者が引き続き可能性を持てる社会になってほしいと思いました。

 しかし、施設出身者で彼らのように社会の一線で働ける人はまだ少数派だと思われます。特に家庭で虐待を受けて施設に保護されたりした人はPTSDを発症して、企業人になるのも困難な人もいるとか。そんななかで、彼らの就労支援はまだまだ、不足しています。

 フェアスタートは官民一体となって行われている子供の未来応援基金の助成対象に選ばれました。この基金の財源は寄付ですが、あまりにも寄付金額が少ないのが現状です。投資で利益がでていることもあり、私も少額ですが、寄付をしています。少しでも困難な状況にいる若者がフェアなスタートに恵まれますように。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

夢見る父さん

Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

最新記事
リンク
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR