戦争はすぐそこまで来ていた



 まったく知らなくてびっくりしたのですが、日本が戦争に巻き込まれる直前だったことがありました。「出動せず」(瀧野隆浩著、ポプラ社)という本に詳しく書かれています。最近の国際情勢を想起して、嫌な気分になりました。

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 筆者は毎日新聞の防衛担当記者で防衛大出身。友人の自衛隊幹部に呼び出された瀧野氏は、彼の憔悴しきった様子に驚きます。彼は、当時防衛庁があった六本木を歩き回る着飾った男女を見ながら、「この人たちは、まったく知らないだろうけど、アメリカは真剣に戦争しようとしている」と打ち明けたのでした。1994年の北朝鮮の核開発疑惑のときです。

 もしアメリカが北朝鮮を空爆するなど戦争が始まったら、日本も安全ではいられません。当時、防衛庁と警察庁の幹部が極秘に会い、北朝鮮の秘密部隊が原発を襲撃した場合の対策を話し合ったことが、本の中で明らかにされています。しかし、結論は手のうちようがないというものでした。警察の武装では北朝鮮の秘密部隊にはかないません。しかし、自衛隊は防衛出動と治安出動のいずれも、法的に困難だと判断したのです。

 これと似たようなことが、「シン・ゴジラ」に出てきました。ゴジラに対して自衛隊が出動する根拠がない。それだけ日本では自衛隊の運用が厳格なわけです。映画では大杉漣さん演じる総理が超法規的措置として決断しましたが、1994年当時の日本の政界は、与野党の政権交代もあり宮沢、細川、羽田、村山とめまぐるしく総理が替わったころ。とても、超法規的措置を決断できる状況ではありません。翌年の阪神大震災への対応をみても、政界の混乱は事態を悪化させただけでした。

 1994年はカーター元大統領の電撃訪朝もあり、危機は回避されました。しかし、北朝鮮の核開発は着々と進んでいます。一方、トランプ新大統領は、アメリカファーストを主張していますから、もし、北朝鮮がアメリカの脅威となるようでしたら、軍事的な行動も選択肢としてありえるでしょう。

 安保法制の議論をみても、野党やマスコミがそうした危機感を持っているのか疑問です。今現在の国会論議も、安倍総理が「云々」という字を読めなかったとか、はっきりいってどうでもいいことが、ネットで話題になっています。それより、トランプ就任で国際政治はどうなるのか、半島情勢はどうなるのかといったことを真剣に議論してもらいたい。せっかく安倍政権は長期で安定しているのですから、今が日本の将来を考える絶好の機会なのですが。

 また、もし戦争に巻き込まれた場合、円、株は暴落する可能性があります。資産を預貯金や日本株だけに預けるというのは、実は結構リスクが高いのかもしれません。何より命が大切ですが、資産についても地政学リスクで最悪の事態を想定することも重要ではないでしょうか。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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