證券会社の悪行の数々にびっくり



 オリンパスの巨額粉飾事件の指南役として逮捕された横尾宣政氏の「野村證券第2事業法人部」を読みました。横尾氏は1978年に野村證券に入社し、トップセールスマンとして活躍したあと、コンサルとして独立しています。しかし、野村時代の悪行の数々がすごい。こんな時代にはとても株式投資なんかできなかったと、コンプラの厳しい今の時代に感謝します。

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 横尾氏は野村證券金沢支店に配属されました。当時も投資信託がファミリーファンドという名前で売られていましたが、投信は「最後のゴミ捨て場」。野村證券が好き放題に相場を作り、株価を操縦し、大幅に値下がりして売却するタイミングを失った株式をはめこんだだけです。だから、購入直後から値下がりを続ける一方の商品。これを、詐欺まがいに売り込むわけです。

 例えば、「ロクイチ国債」という大暴落した商品がありました。それを金沢支店の従業員は「ロクイチ救済委員会」という名刺を勝手に作り、「東京本社からきたが、ロクイチ国債で損をした人を救済するため、特別に投信を用意した」と売り込むそうです。もちろん、救済委員会なんて架空の組織です。しかも、客先で支店に電話をかけ「え、もう1000万円分しか残ってないんですか」と話して、目の前の客を焦らせて買わせる。もうオレオレ詐欺といってもいいでしょう。

 横尾氏はこれにはかかわってないものの、「ファミリーファンド」という名前を知っているかと聞いて、相手が知らなかったら売りつけるとしています。また、セールス先が地元新聞をとっている高齢者なら売り込むよう指示されたといいます。全国紙をとるような家庭なら問題商法をしっていますが、地方新聞の高齢読者ならそんなニュースしらないということで、騙しやすいわけです。

 また、横尾氏は高額な商品を買ってもらった得意先の家から、郵便物を勝手に抜き去り、運用報告書をみられないように処分していたそうです。バレると「損したことが分かると、取り返す気がなくなるでしょ。知らないままなら思い切った勝負ができる」と屁理屈で相手を説得したとか。

 こんなことをしていれば、客は損をしますが、野村證券は回転売買で大もうけ。でも、支店の成績が評価され、本店第2事業法人部に抜てきされたあとは、大口の客にはインサイダー、損失補塡などなんでもありで助けます。一方、客の方も腐っていて、例えば日商岩井は、当時の速水優社長の甥が日興證券におり、その関係で副社長が日興を主幹事にしていました。さらにこの副社長は子会社の新規公開株を大量に手に入れる条件で、別の証券会社ともつるんでいて、こうした情報を手に入れた横尾氏は恫愒まがいで、取り引きを拡大させたりしています。

 ちなみに、速水社長はのちの日銀総裁。また、90年代に企業への損失補塡が社会問題になるのですが、横尾氏が昭和シェル石油に対して行った損失補塡(本人は合法を主張)で「課長席の仕事を手伝っただけ」と紹介されている課長席は、現SBIホールディングスCEOの北尾吉孝氏です。また、問題の野村證券第2事業法人部の上司は、現在の日本証券業協会会長の稲野和利氏です。現在も当時の野村の流れが日本の金融業界にみちているということですね。

 いまだに金融機関とのトラブルが多発しているのをみても、投資を一般人がうさんくさいと思うのは当然ではないでしょうか。そう考えれば、資産運用をするやり方というのは、理念を掲げている独立系か、手数料の低いネット証券で国際分散されたインデックスメインという僕の方針は間違っていないと、痛感しました。  

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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