日経BPがコツコツ投資をdisる



 1日は銀座でコツコツ投資家がコツコツ集まる夕べに、今年初めて出席しました。そこで、盛り上がったのがFPやマスコミなどの自称専門家が、いかにいい加減で個人投資家の役に立っていないという話題です。その翌日、日経BPに「コツコツ投資が報われるって誰が言った」と、コツコツ投資をdisる記事が掲載されていましたが、はっきりいってお粗末です。

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 まず、タイトルですが、「個人の資産運用の基本であるマルキールやエリスを読んでください」で終了。筆者の武田健太郎さんは日経新聞証券部出身らしいので、当然、読んでいるかと思いますが、案外新聞記者は不勉強ですからねえ。

 武田さんは、今の株価は割高で、先進国の成長率は低迷しているので、今は投資を始めるタイミングでないとしています。けれども、割高といっても日経平均のPERが16倍、ダウが17倍程度です。武田さんは日経平均がアベノミクス前の12倍より高いといってますが、一般的にいって15倍前後が適正と考えれば、割安とはいえないけれど、特段、割高とはいいにくい。バブルのころの80倍と比べてください。あのころ、日経新聞がどれだけ投資をあおったか。

 次に、成長率と株価は正比例ではありません。アメリカのS&P500は過去30年、年平均のリターンは9.8%。でもこの30年で、アメリカの成長率は5%を越えた年は1度しかありません。つまり、株式のリターンのほうがずっと高い訳です。これは株式会社の制度そのものがレバレッジをかけていることや、成長率が織り込み済みということもあるでしょう。武田さんにはシーゲルの「株式投資」を読むことをお勧めします。

 さらに、明日の株価がどうなるかはだれにもわからないのです。なんで今後の上昇余地がないと判断するのか理解不能です。長期投資の場合、目先の上げ下げは惑わされないから、時間損失をなくすために、すぐに投資するというのがセオリーですが、一言も書いていないですね。

 次に、武田さんはコツコツ投資を20~30年間規則正しく、同じ投資信託に積立投資をした人はいないとしています。そりゃそうでしょう。30年前にコツコツ投資という言葉はありましたか? また、最近の国際分散されたインデックス投信のように、コツコツ投資に耐えられる商品はありましたか? 30年前の投資信託というのは、先日紹介した「野村證券第2事業本部」の証言にあるように、証券会社がクズばかり集めて個人投資家に押しつけたものが多い。この世にそもそも存在しないものがないのは当たり前なのですが。

 さらに、「高度経済成長が終わった日本では、相場は上がったり下がったりの連続。長期投資が良いなんて幻想だ」という言葉を紹介しています。そりゃそうでしょう。だから、金融庁も国際分散投資を勧めているわけで、なんでこの人は日本株だけの話しに矮小化するのでしょうか。

 そして、30歳でiDeCoを始めた場合「仮に運用によるリターンがゼロの場合、60歳時点では7万円が10万円」としています。でも、積立投資で国際分散をするのならば、3~5%の期待リターンを望むのが普通ではないでしょうか。なぜ、リターンゼロで計算して、だから長期投資が無理と結論づけるのか、僕にはさっぱり理解できません。

 そして、結論が、当面は株式市場はバラ色でないので、「もう10年待てば世界経済の景色も大きく変わっているかも知れない。数年くらい様子見したって問題はない」というもの。武田さんは、長期投資をdisる理由として、日本や先進国の低成長を理由にあげていたのですが、10年たてば、高成長になるのですかね。同じ文章で矛盾しているのですが。

 何度も書いているのですが、日本のマスコミは個人投資に対する理解、誤解がひどすぎる。経済専門の日経新聞の記者ですらこうですから、一般紙やテレビは推して知るべし。信頼できるブログや、そのブログで紹介されている書籍で勉強するのが一番でしょう。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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