金融庁長官が、年寄りにつけ込む投信販売をばっさり



 森金融庁長官が日本証券アナリスト協会で行った講演が、話題を呼んでいます。金融機関の販売手法に疑問を投げかけた講演は、平易でもあり、ぜひご一読をお勧めします。

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 中でも感銘したのは次の一文です。

「ここ数年、友人から、「母親が亡くなり遺品の整理をしていると、最近購入したと思われる、お年寄りには到底不向きのハイリスクで複雑な投信が、何本も出てきたという苦情を聞くことがよくあります。もしかすると、そうした投信を売った営業員の方は、親のところにあまり顔を見せない子供たちに代わって、お母様の話し相手になっていたのかもしれませんが、これにより子供たちの当該金融グループに対する評価はどうなったでしょうか?こうした営業は長い目で見て顧客との信頼関係を構築する観点から本当にプラスでしょうか?」

 投資に関する知識が疎かったり、高齢で判断力が低下した高齢者に毎月分配型投信や仕組み債を売りつけて、後でトラブルに例は良く聞きます。以前、このブログにも書きましたが、私の80歳の母親にも大手証券がそのような商品をセールスしにきました。

 確かにそのときは売れるかもしれません。しかし、焼き畑農業のように、その金融機関の評判は悪くなるし、裁判などになればマスコミやネットでも批判されます。率直に言って、投資リテラシーが高い人で対面型証券を利用している人は少ないでしょう。長期投資にそぐわない高コストな商品を巧みなセールスで売っているイメージが強くなっています。

 実際、リーマンショック後の09年から15年をみると、アベノミクスにもかかわらず、銀行窓販の投信残高は1兆円減っているそうです。森長官は「皆様はこうした状況をいつまでお続けになるつもりですか?(顧客は)そうした商品を勧めた金融機関との取り引きをずっと続けるでしょうか?」と痛烈に批判しています。

 さらに、「運用会社の社長が運用知識・経験に関係なく親会社の販売会社から歴代送り込まれたり、ポートフォリオ・マネージャーは運用者である前に○○金融グループの社員であるという意識が強く、運用成績を上げるより定年までいかに間違いをせず無事に勤めあげるかが優先されてはいないでしょうか」と、企業の人事、組織の根本も問題視しています。

 また、個人投資家にとって大いに参考になるのは、金融庁の指針がマルキール(「ウォール街のランダムウォーカー」の著者)とエリス(「敗者のゲーム」の著者)をもとにして、個人に長期分散投資の積立投資を勧めていることです。また、一般的にアクティブよりもインデックスの方が成績が良いことは日本でもあてはまるとしています。

 僕も末席を汚す投信ブロガーの方々がこれまで盛んに言っていたことが、国もオーソライズしたように感じます。

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Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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