スパークス阿部社長がインデックス投資をぼこぼこに



 スパークスの阿部修平社長の新著「暴落を買え!」を読みました。「ロスチャイルド、豊臣秀吉、本多静六はなぜ大富豪になれたのか」という副題にひかれて購入しましたが、インデックス投資をぼこぼこに。なかなかほっこり読めました。

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 ファイナンシャルフリーのために資産形成が必要だというメインのプロットはこの手の本によくある通りです。本書では「富を築く方法はたったの一つ」として、裁定取引をうまくする、具体的には、世の中の将来の変化を考え、成長すると思われる企業に資金を参加するというもの。たったの一つかどうかは別として、うまくいけば大きな利益があがるということには賛成です。

 その一方でインデックス運用をやたらに敵視しています。「インデックス運用はお金を雑に扱うことの典型」「安かろう悪かろう」「インデックス投資では資産家になれない」。長期的にみるとアクティブはインデックスに勝てないという意見にも、米国ではインデックスファンドが勝っているものの、日本では過去5年間で、TOPIX150を下回ったアクティブは49・84%しかなく、日本ではアクティブで半分以上はインデックスのリターンを上回ると指摘しています。

 そして、投資する銘柄を厳選すれば、年平均15%のリターンは可能だとしています。実例として新入社員が51歳まで年平均15%で運用していけば、8581万円の資産が得られるとしています。インデックスファンドではとてもこんなリターンは得られませんよね。インデックスには問題企業も含まれており、それにも投資しなければなりません。やはり厳選投資が大切です。

 さて皆さんどう思いますか。個人的にはスパークスのファンドは、現段階で国内のアクティブファンドでトップクラスの成績を誇っているのは事実で、すごい運用だと思っています。

   けれども、阿部さんの認識として、最近の日本では個人の間でインデックスが流行しているとありますが、それは機関投資家で、個人では全然マイナー。個人投資家で多く売れているのはインデックスといってもレバレッジ型のETFで、TOPIXや日経平均連動のコストの安いパッシブとは違うと思うのですが。

 また、インデックスファンド批判の人って、日本株しか批判しませんが、個人投資家で、おそらく阿部さんの想定しているような投信ブロガーなんかは国際分散投資をします。最近多い米国のS&P500のインデックスファンドだったら15%は無理にしても、過去30年で円ベースで10%近いリターンがあるわけでし、低迷している日本株のインデックスだけを批判してもなあ。

 それから、長期投資という感覚も僕からすれば3年、5年では長期投資とはいえないし、アベノミクスの上げ潮相場は目先の利くアクティブは有利だと思いますから、3年、5年リターンで比べられてもなあ。ちなみにモーニングスターでスパークスのファンドで10年平均リターンがでているものをみてみました。

スパークス・M&S・ジャパン・ファンド 9.63%
スパークス・アクティブ・ジャパン  4.08%
スパークス・ジャパン・オープン   4.00%
スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド 3.94%
スパークス・ジャパン・スモール・キャップF 8.91%
スパークス・日本株・ロング・ショートF 1.49%
スパークス・日本株・L&S       1.40%
 TOPIX配当込みの10年リターンだと0.2%だから、それには圧勝しています。けれども、15%にはとてもいっていませんね。また、S&P500は円ベースで5.9%だから、M&S・ジャパンを除けば負けています。こうなると、アクティブでインデックスに勝つものはあるけれど、どれを選ぶのかは難しいというのは当たっているのではないでしょうか。(*投資対象が違うので、単純比較は適切でないかもしれませんが、個人の資産運用という観点では一緒だと思うので、あえて比較しました)

 ちなみに、僕は日本株の積み立てはひふみ、コモンズ、鎌倉というアクティブファンドで行っており、日本株分野ではインデックス批判というのは賛同する部分はあります。けれども、個人の資産運用を考えたときに、年率15%で計算したり、日本株にしか投資をしなかったりというのは、ちょっと無理筋ではないでしょうか。

 また、僕は10年以上国内トップの成績を誇ったのに、ここ数年は低迷しているJPMザジャパンに投資していたこともあるので、アクティブはリターンというよりも理念も参考にして投資するようにしています。

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No title

コツコツ全国行脚しましたけど、インデックスで日本だけってゆう人は見たことありませんでした。
逆に、さわかみ・コモンズ・ひふみの3ファンドだけ持ってて分散できてると思い込んでる人がいました。
アクティブファンドの優れた点を表現するのはいいと思いますが、年率15%とか、続きもしない極論な設定はいかがなものかと。
かえって、自社を貶めているのではないかと逆効果ですよね。

Re: No title

コメントありがとうございます。
国際分散は金融庁もいっているので、理解がひろまればいいと思います
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Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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