ドイツ一の大金持ちは少しの損で自殺した



アンソニー・ロビンズの「世界のエリート投資家は何を考えているのか」という本が、なかなかおもしろい。本屋でみつけ、著者やタイトルから敬遠していたのだけど、山崎元さんが監修しているので買ったところあたりでした。マルキール、ボーグル、レイ・ダリオ、故ジョン・テンプルトンといったインデックス投資家、米国株投資家にはおなじみの顔ぶれのインタビューや逸話をもとにしています。

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 まだ、上巻(下巻の邦訳は「世界のエリート投資家は何を見て動くのか」という別のタイトル)しか読んでいませんが、印象に残ったエピソードがいくつかあります。その一つがリーマン・ショック時に起きた、ドイツ一の大金持ち、アドルフ・マークルの自殺です。

 本書によるとマークルは当時120億ドルの資産を持っていたとされます。さらに資産を増やそうと2008年、株の空売りで勝負しようと、フォルクスワーゲンの空売りに巨額の資金を投入します。しかし、ポルシェがフォルクスワーゲンの買収を発表して、株価は急騰。結局、30億ドルの損失をだしました。

 マークルはローンを返済するため、巨額の現金が必要になりました。ところが、銀行は誰に対しても貸し渋りをして、資金を調達できませんでした。そのため、マークルは列車に飛び込んでなくなってしまいます。さらに悲劇的なのは、銀行は貸し出しの承認をしていたのに、マークルに連絡が届く前に自殺してしまったのです。

  ぼくのような庶民からすればいくつかの驚きがあります。まず、どんなに大金をもっていても、さらにお金を儲けようと危険な投資をする人が実際にいるということ。同時に資産があっても、流動性がないと絵に描いた餅にすぎないこと。だって、損失額は彼の資産の4分の1でしかないのです。それなのに、流動性がないゆえに死を選ぶしかなかったわけです。

 もっといえば、自分の資産を投げ売りするのは彼のプライドが許さなかったのかもしれません。ロビンズは「(マークルにとって)ドイツ1位の富豪の座を失うことが、人生最大の失敗に思えた」と推測しています。

 経済的自由にいくら必要なのか、人によって違うのですが120億ドルもっていても経済的自由にならないというのは、金というのは人間にとって何なのか考えさせられてしまいます。僕自身は経済的自由とは、お金に思い煩わないですむ自由だと思っているので、もうほとんど達成したも同然。お気楽の人生を過ごせて、「人生チョロかった!」といえる日も近そうです。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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