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陸王ってブラック企業じゃ?



 TBSドラマの「陸王」をみました。「半沢直樹」以来、TBSお得意のおじさんが主人公の働くドラマ。今回は主演に役所広司をむかえ、竹内涼真、山﨑賢人といった若手イケメン俳優を脇に従え、力をいれたドラマです。でも、初回をみてちょっと違和感を感じました ここからはネタバレが入ります。

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 つぶれかけた老舗の足袋屋を立て直すため、社長の宮沢(役所広司)は、足袋の技術をいかしたランニングシューズを開発しようというのが第一回のストーリー。大手スポーツ会社の陰険な部長(ピエール瀧)や取引銀行の金儲けばかり考える支店長(桂雀々)らが悪役になって立ちふさがります。それを宮沢社長の情熱や智慧ではねかえすという感じでしょうか。

 さて、クライマックスは感動させるような作りになっていましたが、昭和のプロジェクトXみたいで、まずいんじゃねえ?と正直思いました。新製品の足袋シューズ試作のため、女性が主力の社員は深夜まで働かされます。しかし、会社が苦しいため残業代はでません。取引銀行は社員のリストラをせまってきます。

 そこで、宮沢社長は嫌みな銀行の課長(馬場徹)を相手に、新製品にかける情熱やリストラの不当さをとうとうと訴え、従業員もそれに賛同します。けれども、これって労働基準法違反でしょう。社長の思いがいかに熱くて正当でも、ただ働きはだめです。しかも従業員の平均年齢は57歳で、家族もちが多いふうに描かれています。それでも帰さないのは明らかなブラック企業。

 もともと、半沢直樹も金融庁の検査官から重要書類を隠してましたし、この枠の主人公って、順法意識にかけるような気がします。つい先日もNHKの女性記者の過労死が発覚したり、電通の女性社員過労死裁判の判決がでたりしているなか、女性たちをこきつかうことが正義みたいな描写は、いくらなんでも時代遅れでは。

 もっとも、ネットでみると、感動したという意見が圧倒的です。正直、僕も役所さんはうまいなあと思いました。でも、こういう感覚がテレビで堂々とたたえられるうちは、働き方改革とか女性の社会進出とか無理でしょうね。僕は竹内涼真のファンなので、今後も視聴続けますけど(笑)

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50歳でセミリタイアしたおっさん。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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