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金持ちの子供は頭も性格も良い



 朝日新聞に「教育格差「当然」「やむをえない」6割超」という記事が載っていました。考え方として、格差があっていいかどうかという理想論と、現実的に格差はあるのかという2つがあります。このうち、現実的に格差があるのは、それは当然でしょう。金持ちの子供のほうが塾とか課外学習に金を使えるのですから、学力が高くなるのは当たり前です。ところが、恐ろしいことにアメリカの調査だと金持ちの子供のほうが貧乏人の子供よりも性格が良く、成功しやすいという結果がでているのです。

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 そのことを明らかにしたハーバード大教授、ロバート・パットナムの著書「われらの子ども」は全米でベストセラーになりました。邦訳もでており、分厚い本ですが実例も豊富で読みやすいので、子供がいる人もいない人もお読みになることをお勧めします。

 なぜ学力だけでなく性格も金持ちのほうが良くなるのか。子供の発達上、5歳までの影響がもっとも重要だということが最近の研究で明らかになってきました。幼少期の教育環境は金持ちと貧困層でどう違うのでしょうか。金持ちの親のほうが、金銭をかけるだけでなく、子育ての時間も会話も多く、与えるストレスが少ないという結果がでています。

 金持ち層では専業主婦もできますし、共働きをしていても夫が育児に協力したりでき、多くの時間を子供と過ごせます。一方、貧困層は働くのにやっと。とくに片親だと、まず自分たちが生きることに精一杯です。幼い子供にとって親と過ごす時間が長いほど、性格、学力も含めた将来に好影響を与えるという結果がでてきます。

 また、金持ちは一般的にいって大学卒です。従って、金持ちの親のほうが語彙も豊富で教育にも熱心です。子供が幼稚園に入る時点で、専門職の家庭では、生活保護の家庭よりも3200万語!も会話が多かったという研究も出ています。さらに、子供をほめるかしかるかについても二分されています。金持ちはほめて自立する子供をめざし、貧困層はしかって従順な子供にしようとします。専門職の親のほうが生活保護の親よりも年間に7倍もほめているという結果もでているそうです。幼少期にしかりすぎると子供の脳にストレスを与え、発達に悪影響を与えるというのです。

 さらに、7歳までに片親と暮らした経験がある子供の割合は、大卒以上の家庭では過去50年間ほとんど変わらず、1割以下です。ところが、親が高卒以下だと、なんと6割にもなるのです。金持ち家庭では思いやり、やさしさは美徳になりますが、貧困家庭では、住んでいるエリアも劣悪な可能性が高く、思いやりややさしさを持っていると周囲の餌食になってしまいます。

 もちろん、金持ちの子供は必ず学力も性格も良く、貧困層が悪いというわけではありません。貧しい生まれながらがんばっている人も大勢います。また、相関関係はみられますが、因果関係は、「強く示唆される」程度にとどまっています。しかし、全体的に見るとこうした傾向がでているのは事実であり、そのことが、かつてと違い、今はアメリカンドリームがなくなり、貧乏な家庭に生まれたらそのまま貧乏になる可能性が高いという結果がでています。ドラマや漫画では、金持ちの子供は嫌みなやつで、貧乏人の子供が主人公になっていますが、現実的にはその可能性は高くないといえるのでしょう。

 よく日本の資産形成に関心があるひとは「隣の億万長者」を根拠に、アメリカでは金持ちが普通の社会に溶け込んでいると思いがちです。しかし、「隣の億万長者」は初版が20年以上前の本であり、この間アメリカ社会がいかに構造変化したかについては書かれていません。むしろ本書やマレーの「階級断絶社会アメリカ」を読むと、人種や性別ではなく、金持ちと貧乏人の2つの国に分断していることがわかります。

 幸い、日本はアメリカほどこうした事態は進んでいません。僕はこうした事態にならないよう希望します。それは社会的正義という観点もありますが、日本はアメリカよりも経済規模も国土も小さく、流動性も乏しい社会ですから、格差がこれ以上進行したときに、貧困層を支えるだけの余力がなく、自分で資産をためたとしても、社会保障費に奪われてしまうことを懸念しているほうが大きい。自分のこどもには一番幸せになってほしいのです。

 だから、このブログに何回も書いていますが、金銭的にもボランティアとしても子供の貧困対策への協力は続けていきます。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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