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普通の日本人は世界から取り残される



 連休中にトーマス・フリードマンの「遅刻してくれてありがとう」を読了。上下計800ページを超えましたが、面白くて一気に読めました。内容は相当やばい。

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 フリードマンはピュリッツアー賞3回受賞のアメリカを代表するジャーナリストで、個々のニュースではなく現代社会がどうなっているかをテーマにしたニューヨークタイムズの記者です。

 本書によると人類にとって2007年が重要な年であったとのこと。なぜかというと、ここから急速なIT技術の進歩が進み、ついに人間の適応能力を上回ってしまったというのです。政治、社会、経済、さらには地球環境ですらこれに適応できなければおしまいだというのです。

 テーマは多岐にわたりますが、私たちのライフスタイルでいえば、それまではまじめに一生懸命働けば、人並みの生活ができました。しかし、これからはITで根本的に変革してしまう社会に適応でき、高度な技術を身に着けた人は高収入を得られ、そうでなければ低スキルで低い賃金しか得られなくなります。「並みという概念は終わった」と断言しています。せめてミドルクラスにとどまるには、高等教育を受け、生涯、学習し続け、たえず自分を作り直し、いっそう努力し、成功するという野心をもたなければならないのです。

 日本の場合、規制などでまだぬるま湯的な状態ですが、本書をみると、ヨルダン人の若い女性が遠隔教育で米国の大学の最新の授業を受け、ヨルダンにいながらオーストラリアやイギリスの広報戦略をねったり、エチオピア出身の駐車場係がエチオピアの政治経済の問題点を分析したブログで30か国の読者から注目を浴びたりと、発展途上国の優秀な人たちが一気にグローバリゼーションのトップに躍り出ている例がいくつも紹介されています。日本で庶民がITを使って国際的に活躍できている例というのが果たしてどのくらいあるのでしょうか。

 僕らが若いころは競争相手は同じ日本人で、同じような仕事をしているせいぜい数千人~数万人でした。そこでそこそこの成績を上げれば多くはないにしても、生活に困らない給料はもらえた。しかし、今やミドルクラスに残るためには、世界の何億人という人と競争しなければならない時代がきているわけです。それもSTEM(科学、テクノロジー、エンジニア、数学)と英語が、世界規模の競争で負けないぐらいのレベルを死ぬまで保たなければならない。僕はアラフィフなので、以前の時代なら逃げ切れたでしょう。でも、人生100年時代では、もしかするとあと30年近く働かないといけないかもしれません。まして、自分の子供の世代はどうなるのか。格差社会といわれますが、世界規模で日本の多くの人が、格差の下になる恐れをもちました。

 フリードマンは本書の後半で解決策を提案していますが、正直、アメリカ人の理想っぽくて、現実味はないように思えます。僕が考える解決策は、経済的自立を目指せばいいのではないかということです。ピケティのR>Gの法則がいきると考えており、コツコツ投資で生き残ろうとしています。僕の考えが正解かどうかはわかりませんが、少なくても、どうすればフリードマンのいうスーパーノヴァの時代を生き残れるか、日本人は真剣に考えないとやばいと思います。

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No title

同意します。自分の力では世界に打って出られないなくとも、コツコツ投資で世界的に活躍できる人や組織への投資は可能なので、そうやって生き残るのも手ですね。後者でも日本人は出遅れているのが、ものすごく心配です。

Re: No title

コメントありがとうございます。
これから能力のある人はいくらでも金儲けできる世界になるでしょうが、
そうでない人の生き残り策は限られ、インデックス投資だと能力のある人の
成果もいただけるのでそれが最適ではと思います。
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夢見る父さん

Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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