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SBIのバンガードセミナーに参加


 SBI証券の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF【VT】から始めよう!海外ETFで世界分散投資」という長い名前のセミナーに参加しました。同社の加藤社長が出席するセミナーは何度か行ったことがあるのですが、質疑が設けられるというので、のぞいてみました。

 SBI証券のサイトには「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2012」で1位を受賞したことで、セミナーを開催したとありますが、セミナーでは一言もありませんでした。せっかく100人ぐらい参加したセミナーなので、紹介しても良かったのにとも。

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 さて、セミナーは三部構成。第一部はSBI証券の森永康平グローバルストラテジストの講演です。この方、後で知ったのだですが、森永卓郎さんのご子息だそうですね。だからなのか、最近の証券会社主催のセミナーとしては珍しく、リスク要因のことしか言わないという貴重なお話でした。

 森永さんは、日本は株高で浮かれているが、世界的にみると、年初来ブラジルのボベスパ指数が-6.7%だったのをはじめ、BRICSは総崩れになっており、世界的にみると印象ほど株高ではないと指摘。さらに日本を始め各国それぞれにリスクがあり、全面的な楽観視はできないと引き締めました。

 日本のリスクはアベノミクスの3本目の矢の実現性をあげ、今の株高は円安だから実現しているが、1ドル=100円の時代から、日本の製造業は中韓にシェアを奪われていたと分析し、円安だけで企業業績が全面回復するとはかぎらず、企業側の努力が必要としました。また、キプロスにみられるように欧州の不安定さはまだ解決されておらず、ヨーロッパどこの国でも起こりうることと述べ、米国の財政問題、BRICS諸国のインフレや環境問題、北朝鮮の暴発による東アジア諸国の地政学リスクなど、世界中にまだまだリスク要因があると訴えました。

 その中でも、投資先としては米国とASEANをあげ、米国については、S&P500採用企業の売上の4割が米国以外からで国際分散になること、ASEANはまだまだ上昇余力があることを上げました。日本株については、第一次安倍内閣と比べると、日本の状況で変わったのは為替だけであり、為替が当時の水準に近づけば、株価も当時の水準に近づく可能性は高く、まだ上値の余地があるとしました。そして、個人投資家はキャッシュポジションがバッファーになるのが、機関投資家と違う強みと訴え、下落局面では早めに現金化したほうがいいとされました。

 第二部はお馴染みETFの伝道師、カン・チュンドさんの講演です。カンさんは、個人金融資産のうち、外貨保有割合がわずか2.4%しかないことをあげ、海外ETF投資の重要性を訴えました。海外ETFの長所として、(1)選択肢が豊富(2)透明性、流動性が高い(3)コストが低い(4)世界の成長を捉える、の4点を上げました。そして、点ではなく面の投資が重要として、できるだけ分散投資を呼びかけました。海外ETFではトルコやポーランドなど個別国のものもありますが、こういうのを選び出すとどんどんはまって、収拾がつかなくなる人も出てしまうほどで、個別株はあくまでコア・サテライトのサテライトで選ぶべきとアドバイス。

 そしてモデルポートフォリオを2つ上げましたが、そのうち1つは世界中の株に投資するバンガードのVTと円建てMMFを50%ずつ持つシンプルなもの。これは理論上は確かにそうだし、リバランスもしやすいから、投資に時間を割けない人には最強のものかもしれません。


 ところで、この外貨保有割合って、日本のETFでMSCIコクサイとか買っている場合は対象外なのかなあ。演題が海外ETFだったから、国内のETFには触れられませんでしたが、日本のETFの普及が急務のはず。米国でも、ETFを考案したネイサン・モスト氏がSECに申請してから4年も認可がかかったというほど斬新な製品だったため、日本でも投資家への浸透が遅れるのも理解できますが、それでも国内市場はちょっと寂しいですね。ちなみにETFが認可されたとき、モストさんは80歳だったそうで、やる気と能力があれば、イノベーションに年齢は関係ないと、勇気づけられました。

 第三部がバンガードの加藤社長の講演。加藤さんはバンガードが、ファンドが会社を持つという特性や、ビジネス特許を得た既存のインデックスファンドと合同で運用することにより、他社に比べてコストが格段に安いことを紹介。VTをコアにした資産運用を提案しました。

 質疑のコーナーでは、前から気になっていた東証上場がないのかと質問しました。海外ETFの大きなネックは2つあり、1つは為替手数料の問題、もう一つは確定申告時の税務処理が複雑なことです。国内上場すれば、こうしたネックはなくなるのですが、加藤さんによると、現段階では国内上場は考えていないとのこと。これは、国内のETF市場では流動性に難が有り、かつて日本市場に上場した米国株がどんどん上場廃止にしているように、日本国内での需要が見込めないとのこと。

 確かにそのとおりなのですが、世界最大のETF、「SPDR S&P500 ETF」が東証に上場しており、それに続いて欲しいというのが正直なところ。ただ、このETFは1日の出来高が1000株程度しかなく、米国では日によってはアップルなどを上回り最も取り扱いが多い株式であることを考えるとさみしいですよね。多くの人が国内ETFを活用され、声を上げていくことを期待します。

 また、他の方からの質問では、日本で購入できるバンガードの商品が少ないので、もっと増やしてほしいというもの。加藤さんは、日本で販売したい気持ちもあるが、販売の壁がある。米国では直販をしており、日本で直販をという意見もあるが、将来的に検討したいものの、現時点ではコストがかかり、投資家にマイナスになってしまうとの回答。

 また、VTのファクトシートの開示が遅いとの質問には、なるべく改善したいが、一般の投信と一緒になっており整合性をとらなければならないなど、米国でも他社より長くなっている、とのことでした。

 バンガードの商品は非常に魅力的なものが多いので、もっと気軽に購入できればうれしいなあ。特に今年(来年3月申告分)からは海外金融商品を5000万円超所有していると、毎年税務署に報告しなければならず、違反すると「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」が課せられることになります。現時点では5000万円というのは夢のまた夢ですが、長期投資でクリアしたいと思っているので、そうした面からも国内上場や、国内での直販をぜひ期待します。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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