カネがあるから満足とは限らない




面白かったのが、世帯年収と生活満足度の関係ですが、世帯年収別では2000万円~3000万円が最も高いものの、それより年収が増えると満足度が減っていくのです。ツイッターで東京では世帯年収2000万円が満足な生活に必要とながれましたが、国の調査をみると、世帯年収1億円以上の人と、500万円~700万円の人の満足度がたいしてかわりありません。カネがあっても、金持ち同士で比較したりするから、まだまだ足りないと思ってしまう人が多いのかも。逆にそうしたハングリーさが世帯年収1億円以上の人には必要なのかもしれません。
金融資産残高も、1億円~3億円の人がもっとも満足しているものの、3億円以上の人の満足度は1000万円~2000万円の人たちと大してかわりませんでした。ちなみに残高100万円未満の人の満足度は4.98と最も低いですが、それでも中くらいの満足度はあるわけで、日本が1億総中流というのは変わらないようです。
さらに面白かったのが、頼りになる人が5人以上いる場合、世帯年収が100万円未満でも満足度は6.2あり、世帯年収1000万円でも頼りになる人が1人の満足度の5.89を大きく上回っていることです。年収が10倍あっても、ボッチでは不幸だということですね。カネもほどほど、人間関係は濃密にというのが幸せの秘訣のようです。ああ、どうしよう。