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福沢諭吉はやっぱりすごい。



 慶応大学の創設者で1万円札にもなっている福沢諭吉。彼の著書「学問のすすめ」の書き出し「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」というフレーズは人間は平等であるということを明治時代に訴え、今なお消えない言葉です。しかし、学問のすすめがこのあとどう続いているのかご存じでしょうか。

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 「人は生まれながらにして貴賤・貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人(げにん)となるなり」と続きます。その学問も「学問とは、ただむずかしき字を知り、解(げ)し難き古文を読み、和歌を楽しみ、詩を作るなど、世上に実のなき文学を言うにあらず。…もっぱら勤むべきは人間普通日用に近き実学なり」となります。

 今回の老後2000万円問題も、金融リテラシーをよく知って実戦している人にとっては何ら問題はなかったはず。しかし、金融リテラシーに無学な人にとっては、それこそ貧困老人に落ちてもやむを得ないと、福沢の言葉を現代風に解釈すればいえるでしょう。この問題を批判した野党の政治家、有識者、マスコミなども学歴は高い。しかし、彼ら彼女らが身についているのは、「世上に実のなき文学」ばかりで、アベニクシーと言っていればすべて解決すると思っているのではないでしょうか。

 日本の場合、世界でも豊かな国のほうですから、無学で貧乏でも社会保障は充実し、本人が利用しないなどの事情を除けば、まず、飢え死にすることはありません。けれども世界ではそんな甘いことはいってられない。貧困に立ち向かうには、学問しかないということで、発展途上国の子ども達は必死になって勉強しているのです。

 今、「風をつかまえた少年」という映画が上映中です。原作はベストセラーになったのでお読みになった人もいるでしょう。アフリカの最貧国マラウィで飢餓に直面した農村の少年が、廃校となった学校図書館で風力発電の本を読み、英語をいちいち訳しながら村に風力発電の風車をたてることに成功したというお話です。

 この少年にとって、学問がなければ飢え死にしていた。映画をみて深く感じたのは、少年の両親が、子供が学校に行って勉強すれば、自分たちのような貧農から脱出できると信じて、自分の生活費も削って子供の学費を作ろうとしている場面です。日本でここまで真剣に勉強している子ども達がどれだけいるか。まして、「実のある」学問を子供に身に付けさせることの大切さを分かっている親がどれだけいるか。

 老後2000万円問題で自分の知識の無さをわかり、子供に教育させようという親と、ただただ文句をいって何もしない親では、子供の代になってもっと格差が広がるのではないでしょうか。そして、厳しいようですが、明治の時代に福沢諭吉が指摘してから150年たつわけですから、それができていない親が下流になっても自己責任。そのことを多くの若い世代に実感してもらうことが、迂遠なようですが貧困対策の大きな道筋といえるのではないでしょうか。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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