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本多静六もびっくり?テンプルトン卿の流儀



  「テンプルトン卿の流儀」を買いました。敗戦から間もない日本株が割安だと目をつけ日本の高度成長期に伴い大儲けした伝説のバーゲンハンター、ジョン・テンプルトンについて書かれた本です。テンプルトンのことは知らなくても「相場は悲観のなかで生まれ、懐疑のなかで育ち、陶酔のなかで消えていく」とう格言は聞いたことがあるかもしれません。

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 幼いころ、父親が投機に凝り、破産しかけたこともあることから、テンプルトンは倹約を芸術的なレベルまで高めました。何しろ、収入の半分を貯蓄に回していたというから、日本の投資家のお手本とされる本多静六もびっくりするでしょう。何しろ本多は収入の4分の1貯蓄法を奨励していたわけですから。

 そして、倹約のために普段の生活でバーゲンセールを徹底しました。例えば、家財一式はオ競売を利用してわずか25ドル(現在の価値で350ドル)で購入したそうです。この徹底した安いものを買う姿勢は、投資をはじめても一緒でした。倹約でためた5000ドルで、投資顧問会社をスタートし、想定される価格の2割の値段でなければ良い買い物でないというものです。バリュー投資の手法は彼を成功に導きました。

 冷静な観察眼と先入観にとらわれない発想の一つは、彼が優秀なポーカープレイヤーであることからもわかります。学費のなかった彼はポーカーで学費を稼いだほど。周りのプレイヤーの間違いにつけこむ姿は、市場のミスに付け込み、割安株を仕込む手法と一貫しています。第二次大戦がはじまった時、市場は暴落しましたが、テンプルトンは1ドル以下になった104社に投資し、数年間で4倍の儲けとなりました。他の投資家がパニックになっているときに、戦争になってもアメリカは負けず、むしろ需要が急拡大すると予測したとおりになったのです。

 また、その目はアメリカにとどまらず、世界に向いていました。欧米の投資家が見向きもしなかった日本株買いは、高度成長とともに大儲けをもたらします。解放後の中国や財政破綻後の韓国への投資も大成功でした。

 テンプルトンは他の投資家が米国にしか投資しないのは傲慢で、近視眼的だと語っていました。例えば、外国の会計基準を知らないとか、米国の多国籍企業に投資すればが外国へのエクスポージャーが得られるという意見は間違いだとしていました。米国以外の企業は米国の何倍もあります。バーゲンのチャンスもそれだけ転がっているわけです。

 実際テンプルトンの国際投資ファンドは、彼が運営していた1955年~92年の間にリターンは203倍になっています。一方、その間にS&P500に投資していれば10倍にしかなっていません。日本の場合、ホームカントリーデバイスが強くて、日本株しか投資しない人が多いですけど、なんとももったいないことです。もちろん、テンプルトンはバリュー投資だから、インデックスとは違います。それでも、バリュー投資のためには企業価値を算出するために大変な努力が必要となります。だから、株を本業としない人にとっては国際分散されたインデックス投資が最適だという思いを強くしました。

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Author:夢見る父さん
50歳でセミリタイアしたおっさん。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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