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日本応援株ファンド運用報告会

 三菱UFJ投信がネット証券専用ファンドで売り出している「日本応援株ファンド」(スマイルジャパン)の運用報告会に行ってきました。といっても、私はこのファンドはもっておらず、ファンドマネジャーの野崎始さんの相場見通しを聞きたかったのですね。野崎さんもまだまだ日本株は買いであると、強気の見方をしていました。

 野崎さんによると、昨年の運用報告会は参加者が20人。けれども今年は会場がいっぱいとなる110人で受付を締切るほど。やはり個人投資家の関心はものすごいですね。さて、だれもが知りたい相場観ですが、野崎さんの説明はわかりやすかったです。
 日本株は昨年11月14日からすでに50%以上上がっています。また、黒田異次元緩和の4月4日からでも10%近く上がっています。それでも、まだ買いなのか、もう利確したほうがいいのか、野崎さんは以下の4点から買いである理由を説明しました。

 (1)国策は買いであること。「Dont fight the fed」という言葉がアメリカにあるそうですが、中央銀行の施策には順張りすべきで抗ってはいけないということ。異次元緩和のうち、株式市場に大きなメッセージを与えたのは次の2つだそうで、1つは毎月7.5兆円の国債を買うということ。実は日本の国債は毎月11兆円しか発行されないため、そのうちの3分の2を日銀が購入するということは、機関投資家が国債を買えなくなる。そのため、国債以外のものを買うようにとのメッセージだそう。

 もう1つは年1兆円のETF買いで、これは明確に、国債を買えない機関投資家に株を買えというメッセージだそうです。2月上旬に甘利経済再生担当大臣が「3月末には1万3000円を目指して頑張る」といった発言をして、当時は1万3000円なんてありえないといわれたのですが、3月末には間に合わなかったものの、今や1万3500円に達しているわけですから、国策に逆らわない投資家は儲かったわけです。今後も、参院選と来年の消費税アップの判断材料として7~9月期のGDPが落ち込まないことが政府の重要課題ですから、しばらくは国策は買いの状態が続くと説明されました。

 (2)デフレ脱却なら株。インフレになるとカネの価値が目減りするので、当たり前ですね。既にホテルの稼働率アップ、外車販売好調、百貨店の売上アップなどデフレ脱却の動きが出始めています。

 (3)今後の株価材料 4月下旬に企業業績が出てくるとともに、2014年3月決算の業績予想が出てきます。現時点で経常増益率は30%予想というのがコンセンサスとか。1ドル100円で経常増益率が33%とすれば、PER15倍で株価は約15000円になります。もし円安が進み1ドル105円になったり、株人気が高まりPER16倍になると16500円も見えてきます。日本の株が好調だった2003年や2005年はPERが20倍近くまでいっているので、十分ありえそうな数字です。

 さらに、6月の成長戦略策定、7月の参院選などは、日本国内よりも海外からの注目が大きいそうです。なぜなら、米国ですら大統領と下院がねじれているのに、安倍政権が順調にいって長期安定政権になると、日本の政治が外人投資家にとって他国よりも信頼できるものになります。日本人なら、このままなら自民党が圧勝だろうと思っていますが、外国人投資家は実際に選挙結果がでるまでは、なかなかわからないため、インパクトになりそうとのこと。

 ただし、裏を返せば4月の企業業績予想が大したことがなかったり、成長戦略の中身がなかったりすると、外国人投資家の失望をさそうということになるわけで、ここらへんは野崎さんの説明通りにいくのかな、という気もします。

(4)外国人投資家の動向。外国人投資家はこれまで約6.6兆円の買い越しです。2003年や2005年は10~12兆円の買い越しがあったので、まだ、半分弱の余力があります。とくに、MSCIをベンチマークとするグローバルファンドは日本株の割合をインデックスより低く抑えており、これをベンチマーク並みに持っていくわけで5兆円の買い越しが必要になるとか。日本株の上昇は円安が理由でしたが、実は3月中旬にドルベースでも、米国株のパフォーマンスを上回ったそうで、日本株はますます注目されそう。ただ、懸念材料があるとすれば、過去に比べてペースが早すぎること。過熱しすぎはよくないですね。

 質疑の時間もあったので、私は朝鮮半島有事のリスクはどうなるのか、と質問しました。野崎さんは、短期的には暴落するとあっさり答えました。ここまで一本調子で株価が上がってきたので、何かがあれば過剰に反応しやすくなっている。また、5月は特にイベントがないので、調整局面があるかもしれないが、その場合は買い場である、との見方を示していました。

 このほか、売却益の課税額を10%にとどめる優遇税制が今年で終わりになるので、売られるのではないかという質問については、「含み益出しで売られるが来年から始まるISAで買われるので差し引きゼロでは」との回答でした。

 さて、肝心のスマイルファンドですが、これは日本株のバリュー型ファンドで、同種ファンド37本中過去1年でトップの成績を上げています。組み入れ銘柄を見ると、上からトヨタ、三菱UFJ、伊藤忠と、大型株が並んでいますが、ガンホーとかJフロントリテイリングなど、大幅に値を上げた銘柄も組み入れており、ここらへんはファンドマネージャーの目利きでしょうか。信託報酬も1.05%とアクティブにしては抑えており、しかも、信託報酬の一部を東日本大震災の被災地に寄付するという、哲学をもったファンドです。ただし、償還期間が2016年と短いので、僕は購入を見送っていました。

 この日の質疑応答で、ISAもあるし、売れ行きがよければ償還期間は延長するという回答が得られました。日本株のアセットは結構もっているので、今すぐ購入するかは微妙ですが、中期的には組み入れ検討にしていい面白そうなファンドだと思います。

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50歳でセミリタイアしたおっさん。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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