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老後に必要なカネが3033万円ってあまり意味ないのでは



 日本生命が老後に必要なカネは3033万円とのアンケートを発表しました。昨年老後2000万円問題が話題になりましたが、1年で1000万円も増えたのかと嘆く意見もみられます。でも、この数字、実はあまり意味がないといえましょう。

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 3033万円は「ためておきたい金額」の平均です。つまり、老後に必要な実額とは違います。しかもアンケートの回答者の7割以上が現役世代。老後の生活にいくらかかるか、想像でしかできません。根拠のある数字とはいえないのです。

 ためておきたい金額の中央値は1000万~3000万円で50.5%と過半数になりました。つまり、3033万円というのは中央値よりも上の金額です。一部の高額な回答が平均を引き上げているわけです。

 一方、確実に年金世代である70代の回答をみてみましょう。ためたい金額を100%準備できた人は全体の31.4%です。こちらも3000万円でなくて1000万~3000万円ということでしょう。その一方で、生活費や医療費に不安がある人は32.2%。つまり7割の人は老後資金に不安をいだいていないことになります。これからみると3033万円をためることにはあまり意味がありません。

 また、定年後も働きたい人が64%に上ることも、カネがないからは足らなければならない人が多いと誤解されています。しかし、詳細をみると、世帯年収が低いほど働きたくないという回答が多かった。つまり、金のためでなくてやりがいとか健康のために働きたいという人が多いことが推察されます。

 老後に3033万円必要というとあせったり、あきらめたりする人が出てくるでしょう。でも、これって金融機関がセールスに使ったり、政権批判に使ったりされるのがおちで、多くの人は自分の人生にとってあまり意味のない数字だと思ってた方がよさそうです。

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No title

>中央値は1000万~3000万円...
中央値ではなく「最も度数の多い階級」では。
日生のアンケートは、この階級の幅がまちまちな五つの階級から選べという設問で、しかも「5000万円以上」は幅がわからないので階級値が取れないのですが、そのへんを無視して中央値を無理やり計算すると、
1000+2000*(100/2-35.9)/50.5=1558
あたりになるかと思います。

No title

1つ例を出すと・・・
前提
Aさんは標準報酬月額が20歳~70歳までは26万円としてボーナスはなしとします。
70歳まで公的年金を繰り下げ受給した場合の年金額の計算です。
定額部分は1630円x480=782400円
比例報酬部分260000円x5.481/1000x600=855036円
年金額は(782400円+855036円)x1.42=2325159円
これならば、生活防衛資金2年分あれば死ぬまで生計を立てられる筈です。
これでも足りないのならばiDeCoやつみたてNISAで賄えば良い話で、最初に来るのは公的年金の筈ですが、それを無視していますね。
老後の資産が3033万円必要だと言うのならばFPなんて要らないですね、馬鹿馬鹿しい話だと思います。

Re: No title

とみたさま
 コメントありがとうございます。
 ご指摘通り 中央値ではなくて最も度数の多い階級ですね。
 中央値が1558万円だとすると、よけい3000万円なくても大丈夫なような。

Re: No title

takachanさま
 コメントありがとうございます。
 ニッセイのは単なるアンケートですが、
 マスコミやネットで変な受け取り方をしている人がいるのが
 問題かと。
 一人歩きしたアンケートの数字に惑わされないリテラシーが
 必要ですね。
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夢見る父さん

Author:夢見る父さん
50歳でセミリタイアしたおっさん。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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