FC2ブログ

【投資本14】チャールズ・モリス著 なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか

 リーマンショックの前年に出版された、アメリカのバブル崩壊を警告する著書。発行当時は大げさと思われたらしいが、実際にはこの本を上回る規模の被害が出た予見の書。今になって振り返ってみると、冷静に事態を分析しており、リーマンショックを想定外としたおおくの金融関係者がいかにいい加減かがわかります。ただし、警告の書というのはどんな時代にもでているので、どれが本物か事前にわからないというのが、大部分の人にとってのことでしょうか。

 参加しました。下のボタンを励みのために押して頂ければ幸いです。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

金融・投資 ブログランキングへ







 同書では米国の政治が25年周期でリベラルと保守とで回帰しており、いずれも末期には腐敗してしまうとしており、金融に関しても規制と緩和いずれかにぶれすぎてしまうと指摘しています。実際、金融への規制がなければいいというグリーンスパーン流経済運営が、バブルの大きな要因であったことは疑いもありません。バブルを作り出した金融界の経営陣がいかに貪欲で、一般庶民を犠牲にしたかという実情が事細かに描かれています。

 例えば、私も知らなかったのですが、米国では学資ローンの民間会社が大学の窓口を買収して、高利の自社ローンを無理やり組ませることもしょっちゅうだったとか。学資ローンは減免が認められないので、何も知らない若者を食い物にして、大金持ちになった経営者らと、彼らへの規制を認めなかった金融当局者は同じ穴のむじなです。そう考えると、ブッシュ政権からオバマ政権に変わったのもこのアメリカの周期だと分かりやすい。

 また、対処法としてバブル崩壊後の日本を、政治家と銀行経営者が問題を隠して解決を先送りしたため、事態が解決しなかったとして、アメリカはそうならないよう強く訴えており、それはバーナンキ議長はじめ、現在の米国経済の舵取りたちにとって意識されたとすら思えます。、

 ボーグルの「米国はどこで道を誤ったのか」で、米国経済の欠点として指摘されたことが、そのまま拡大して、リーマンショックに至ったというのも、人間の愚かさを表しています。また、それでも米国経済の復活を信じているというのも共通しているでしょうか。バブルに踊らないためにも、必読の書といえるでしょう。

 内容    ★★★★★
 読みやすさ ★★★★
 図書館

なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか―信用バブルという怪物なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか―信用バブルという怪物
(2008/07)
チャールズ・R. モリス

商品詳細を見る

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

夢見る父さん

Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

最新記事
リンク
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR