毎月分配型投信を考える

 各証券会社の売れ筋ランキングをみていると、毎月分配型の投信が非常に人気があります。これに対して、投信に詳しいFPやブロガーからは、毎月分配型がどれだけ欠点が多いのかということが盛んに指摘されています。

 毎月分配型の欠点は、無理に分配金を出そうとするため、特別分配金(最近は元本払戻金)という元本が削られるタコ足のようになっているものが多く、分配金は利子と違う。また、新興国通貨など2階建て、3階建てにして、余計な手数料をとっているわりに、為替リスクに弱く、基準価額割れの危険が大きいというものです。


 参加しました。下のボタンを励みのために押して頂ければ幸いです。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

金融・投資 ブログランキングへ



 たしかにその通りなのですが、父さんはREITを毎月分配型のフィデリティUSリートBで持っているなど、毎月分配型にも手を出しており、全体の10%強ほどを組み入れています。これは毎月分配型で出た分配金を再投資することで、利益を確定する効果があると考えているからです。

 元本払戻金はタコ足だし、普通分配金には税金がかかるから、再投資するのは効率が悪くなるという指摘は知っています。ただ、基準価額というのは上がり下がりするわけですから、分配金ゼロの効率がいい投信を持っていても、投資額より下がってしまう時期ができる可能性高い。儲かっているときに利確ができればいいですが、頻繁な利確は長期投資の概念に抵触します。

 その点、毎月分配型では、繰上償還されない限り、いつかは元金と同じ額まで復活します。そうなったあとは分配金の分、黒字になるわけです。人気の投信は次々と新しいユーザーが入ってきますし、純資産額が大きければ、そうそう繰上償還の可能性はないはずです。

 ちなみにリーマンショック直前の2008年8月にインデックスファンドで分配金がないSMTグローバルREITインデックスを1万口買っていれば、現在、1000円の損です。ところがフィデリティUSリートBの場合、基準価額は7000円下がっていますが、分配金を再投資した場合は、わずかですが元本からプラスになってしまうのです

 もちろん、今後、効率の良いSMTが逆転する可能性は十分ありますが、一本調子であがることはなく、下げる時もあるはず。しかし、フィデリティの場合はあとは増える一方です。精神的に安心できるというのは大きい。

 新興国通貨の3階建ては為替差損が怖くて変えませんが、資産の一部を当面、同ファンドで運用しています。なお、毎月分配型は短期豪ドル債も持っていますが、こちらは、あまりよく考えずに買ってしまったため、赤字が解消されればすぐに処分するつもりです。

コメントの投稿

非公開コメント

No title

私もフィデリティUSリートを買ってみました。分配金の多い投信は、良くないように言われていますね。でも、素人の私は分配金の多いものについ目がいってしまいます。タコ足配当になるのは嫌なので、その時は再投資するつもりです。ちなみに、分配金に引かれ買ったブラジルレアルの投信は、ずっと再投資で、分配金をもらっていませんが、じっとプラスになるのを待ち続けています。

re:No title

コメントありがとうございます。本文にも書いたのですが、投信が解散、繰上償還するか、分配金がゼロにならない限り、いつかは分配金で元が取れるわけで、僕個人はフィデリティUSリートは発行元、分配余力ともにしっかりしていると信じています。
ただ、新興国通貨を使った三階建ての場合、円高が長期にわたる危険性もあるので、今は手を出していません。

有利な場合があるのはそのとおりですね

毎月分配型は、とても利用価値があり今では私のメインです。(^_^)
キャッシュ退避する分、投資効率が落ちるとはいいますが、下落によるリスク回避ができて結果的に有利になることが多いですね。
暴落が多い昨今では、明らかに有利な状態です。


厳密にいうと
再投資型は、分配した日に税金を引かれた上で再投資するのでよくないですよね。
分配金を利益確定して、別の下がった日に再投資するのは効果的だと思います。

繰上償還されなければ、理論上いつかは元がとれる話は理解できるのですが、現実的にそうなるかどうかは疑問なのですよね。
何と言っても、何十年も続いた実績がまだないですからね。


それから、
短期豪ドル債ですが、今月に入って急激に流出してきているようですので、注意してくださいね。最近の減配とこの前の利下げはかなり流出を加速させるかもしれません。短期的には、最近の原油安傾向も。

re:有利な場合があるのはそのとおりですね

のりたまさんこんにちは。いつもブログ参考にしております。

>>再投資型は、分配した日に税金を引かれた上で再投資するのでよくないですよね。分配金を利益確定して、別の下がった日に再投資するのは効果的だと思います。

 この方法が一番効率的だと思います。ただ、購入が面倒くさくて、ズボラな私は税金分を犠牲にしてしまいます。

>>繰上償還されなければ、理論上いつかは元がとれる話は理解できるのですが、現実的にそうなるかどうかは疑問なのですよね。

 最近、多く出ている3階建て分配型はたしかにご指摘の通りと思いますが、例に挙げたフィデリティUSリートBの場合は、最も落ち込んだ2009年3月に基準価額3600円で購入した場合、分配金の累計は2012年9月までで約4000円になりますから、3年半で元が取れたことに。その後も基準価額は4000円~5000円でウロウロしているので、今のまま分配金100円を続けていれば、今購入しても4年余りで元がとれると期待されます。

>>短期豪ドル債ですが、今月に入って急激に流出してきているようですので、注意してくださいね。最近の減配とこの前の利下げはかなり流出を加速させるかもしれません。短期的には、最近の原油安傾向も。
 
 おっしゃる通りで、なんでこのファンドを購入してしまったのか、自分でも反省することしきりです。

追加

なお、分配金のないSMTグローバルREITインデックスを2009年3月に最安値付近の4000円弱で買うと、現在8000円前後だから2倍強のプラスになります。フィデリティの方より、若干、リターンはいい計算になります

No title

いろいろ教えて頂きありがとうございます。
短期豪ドル債は、要注意とのことですね。ただ、私の少ない実経験による情報ですが、UBS豪ドル債には、とても助けられています。2010年になるべくリスクの少ないものをと思い買ったのですが、ほとんどタコ足配当にならず、ずっとプラスで分配金をもらっています。絶対安全というものは無いと思いますが、毎月分配型にも良いものがありますね。

>>初心者さま

 UBS豪ドル債は基準価額の変動が2010年以降は1000円程度になってますから、いいですよね。

 私が短期豪ドル債を手放したいのは、(1)豪ドル債を購入したので、先進国債券が豪ドルに偏ってしまった(2)分配金引き下げ(このこと事態は悪くないのですが)に伴って、大量の資金流出が出ている(3)豪ドルは現在のところユーロなどに比べて円高になっていないのですが、今後の為替の見通しが不透明、だからです。

 ブラジルレアル、トルコリラなどに比べたら豪ドルのレートはまだ安定しているので、豪ドルだから悪いというわけでもないのですけどね

No title

毎月分配型もそれはそれでおもしろいですよね。

実際に利回りのいい銘柄も結構あるようですし、自分ももう少し目を向けてみようかと思っているところです。

例の社長さんおススメのにしようかなヽ(´ー`)ノ


ポチポチしておきましたよー

No title

>>コツコツ麻酔科医さま

 コメントありがとうございます。毎月分配型が本当に投資家のためになる部分があるのか、引き続き考えていきますので、今後もよろしくおねがいします。
プロフィール

夢見る父さん

Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

最新記事
リンク
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR