弱気の米著名ファンドに顧客の怒り爆発




グランサム氏はこれまで、日本のバブルやネットバブル、リーマンショックなどを事前に察知したことで有名です。その観点からしてコロナショックも長く続くと想定したのでしょう。その結果、株式への投資を半減したそうですが、結果としてパフォーマンスは大きく下回って、いまだに年初来はマイナスのありさまです。運用資産も10年で半減して、10月末時点で66億ドルだそう。
もっとも、同社はこれまでも同じような経験をしたことがあり、現在の判断に自信をもっていると取材に回答しています。実際、バブルの最中はそれがバブルとは気付かずに、はじけたあとは大きく値を下げます。もし、現在がバブルだとしたら、来年の今頃はグランサム氏が大儲けしているかもしれません。
僕自身、最近の急騰にはちょっと怖さも感じています。ただ、インデックス長期投資家はタイミング投資をしないのが基本ですから、恐る恐る市場をのぞきつつ、淡々と積立投資をしていく予定です。果たして来年の今頃はどうなっているのでしょうか。