ラテマネー撲滅月間にするぞ

　みなさんはラテマネーという言葉をご存知でしょうか。これは、米国の経済評論家、デヴィッド・バック氏が「自動的に大金持ちになる方法～オートマチック・ミリオネア」で提唱した概念です。この本は面白いので、いずれ投資本の感想で取り上げたいのですが、一番、同意したのがラテマネーを減らすこと。

自動的に大金持ちになる方法-オートマチック・ミリオネア-
(2004/07/09)
デヴィッド・バック、山内あゆ子他

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　ある若いOLがバック氏のセミナーで「全然カネがたまらない」と質問したそうです。バック氏は彼女が朝からどんな行動をしているのか、すべて確認しました。すると彼女は朝、友人とスタバのカフェラテを飲んだり、パンを買ったりしていたそうです。本人もお金が減ると全然思わないのに、仮にこうした些細な出費が１日10ドルあったとすれば、1ヶ月300ドル、１年で3650ドル、40年では14万ドル以上の出費になります。これを積立貯金で年利10％で回せば、100万ドル！以上に膨らむのです。ラテマネーを無くすだけで、大金持になれるというわけですね。

　この本は2004年に書かれたので、年利10％で回せるとしていますが、仮に慎重な運用で年３％で回したとしても30万ドル、５％なら50万ドルに。１日1000円の支出削減なら簡単にできそうな気がします。もし、若いころにこうしたことを知っていたら、まさにお金持ちの道一直線でしょう。

　しか～し。なんだかんだいって、コーヒーだの、おやつだの欲しくなるのが人間の性。40年もコーヒーとおやつ抜きの生活など、僕にはとても無理です。もともとタバコはやらないし、家で酒も飲まないので、せめて、コーヒーやおやつといったものは、と思ってしまいます。実際に、夜勤などで小腹がすきますから、３月は4000円ほど出費をしていました。

　そのくらいの額なら許容範囲と思いますが、アベノミクスで資産が膨らみ、ついつい財布の紐が緩む戒めとして、今月をラテマネー撲滅月間にしようと思います。基本的にコンビニや自動販売機での飲食購入は禁止。どうしても欲しい場合はポイントを使って金銭的な負担がないようにします。ずっと続けるのは無理でも１ヶ月ぐらいは我慢してみようかと。コーヒーの代わりにタンブラーを持ち込み、基本は水道水。どうしても必要な時は100円ショップで購入したインスタントコーヒーを飲むことにします。夜中に腹がすくのを防ぐため、夕食は遅い時間にとります。さあ、５月よどんと来い！

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