老後の退職金がなくなる日
プレジデントオンラインに「退職金がなくなる日」という記事が載っていました。コロナで企業の台所が厳しくなる中、社員の賃金制度が見直され、退職金の在り方にメスが入るというもの。もっとも若くしてFIREすれば大企業でも退職金額はわずかだし、僕の勤務先の零細企業にはそもそも退職金がないし、ショックをうけるのはライフプランを考えてこなかった人たちだと突き放して読んでました。
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退職金の平均額は1997年の3203万円が2017年は1997万円と大きく減っています。そもそも退職金のない企業は大企業で2割、中小企業で3分の1に上ります。老後の資金やローンの繰り上げ返済を考えている人は自分の退職金がどのくらいもらえるか調べておいたほうがいいでしょう。
また、企業年金も企業が運用して定額を払う確定給付型はどんどん減り、社員が運用する確定拠出型に移行しています。確定給付型は2000年度に2120万人だったのが19年には940万人まで減りました。しかし、多くの確定拠出年金の利用者は定期預金などにあずけ、平均利回りが2%という確定給付型より低い人が4割に上っているそうです。
僕は企業年金がないのでiDeCOに加入していますが、問題は企業年金がない会社員にこそ必要なのに、拠出額の上限が低いこと。企業型確定拠出年金は5万5000円なのに、半分以下の2万3000円しか拠出できないのです。自助努力をいう政府は、もっと自助を助けて拠出額を増やしてほしいとつくづく思います。