ちょっとでも若いうちに脱出できたら




記事ではスポーツ新聞をリストラされた50代男性の後悔を紹介しています。スポーツ新聞は大手メディアの系列と、東京スポーツがありますが、この男性が入社したころはいずれも好待遇で、それなりの良い大学を出たのでしょう。僕の知り合いで東大出身でスポーツ新聞に入った人もいました。
昔は通勤電車でスポーツ新聞を読んでいる人も多かったけど、今は皆無に等しい。売上は右肩下がりだから、当然、リストラも起きるわけです。実際、社内では上司から「働く場所はない」「今後は退職金も減る」などと言われた人もいたとか。僕自身、早期退職に応募したときは、今後、退職金は減るといわれその通りだとおもったので、会社側の発言には納得します。
男性は社業が傾いていることからなんか資格をとろうとファイナンシャルプランナーや簿記2級を取得したそうですが、実務経験のない50代ということもあり転職活動では活かせなかったとか。「ちょっとでも若いうちに脱出しておいたら」と後悔したそうです。
人手不足といえども、50代の転職は大変ですからね。僕も50社ぐらいに履歴書を没にされています。ただ、僕の場合は経済的には問題がなかったので、それほど本気でない部分もあったのですけど、この方は子供の教育費がかかり大変だったそう。幸い、転職先は見つかったそうですが、待遇のことは書いていません。恐らく減収になったのではないでしょうか。
正直、斜陽企業だったらしがみつくほうがリスクがあると思いますし、なにより会社に依存しない家計を作ることが最重要でしょう。僕やこの男性のように50代になったら選択肢は限られますけど、若い世代はこうした先輩世代の失敗を他山の石としてもらいたいものです。