「となりの億り人」にあてはまらなかった




同様の書籍はアメリカの「となりの億万長者」が有名で、高収入であっても支出が派手だと資産はたまらないので、実は億万長者ははたからみても、普通の人と変わらないような生活をしているという事実を膨大なデータから書き、ベストセラーになりました。日本では京大名誉教授の橘木俊詔氏の「日本のお金持ち研究」がありますが、ちょっと固い本です。両方とも書かれたのは昔なので、今の資産家はどうなっているのかの興味はありました。
「となりの億り人」の特徴として、自営業やフリーランスでは(1)約束は必ず守る(2)結論を出すのが早い(3)部屋や机がきれい、を挙げています。ところが、僕は1つもあっていません。約束はしょっちゅう忘れます。いつまでもうじうじ決断できないことが多く、部屋の汚さは小学生の娘にあきれられるほどです。
サラリーマンの億り人の特徴としては(1)天引きの習慣を身につけている(2)生活パターンを確立している(3)なんでも自分で考える、を挙げています。このうち、天引きの習慣は身に着けていますが、生活パターンもとくにないし、他人の意見にふらふらとゆれてしまいます。ちなみに保険に加入しない、ローンを利用しないもありましたが、両方ともあてはまらないのですよね。面白かったのが「寄付を好む」「資産形成の情報発信をする」という特徴もあるそうで、これは2つともあてはまっていました。
この本であまり重視されていませんでしたが、僕は重要な条件として配偶者を一番先にあげます。何度も書いていますけどダブルインカムだったらそれだけ億り人に近づくのが早くなるし、似たような経済観念だったら家計も節約できるからです。逆に無駄遣いばかりしている配偶者や、自分と合わない配偶者だとマイナスになりますから、やはり配偶者は大きなポイントかな。