【投資本18】北村慶著 大人の投資入門

 投資本をある程度読むと、だいたい似たような論旨で驚くような話は少なくなるのですが、この本には目からウロコを言うべきものが二つありました。一つは積立投資の威力、もう一つは公的年金をアセットアロケーションとして参入する提案です。年金制度自体も詳しく説明しているので、一読をおすすめします。

大人の投資入門―真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」大人の投資入門―真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」
(2008/01/12)
北村 慶

商品詳細を見る


貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵
(2006/04)
北村 慶

商品詳細を見る
 積立投資では2000年1月から2007年10月までのTOPIXインデックス投資をシュミレーション。年に1回、最も安い値段で買い、高い値段で売れたAさん、この10年間で最も底で売ってその後最も高値で売ったBさん、毎月積立続けたCさんを比較しました。なんと、一番もう買ったのは積立続けたCさんだったのです。要はずっと市場に参加し続けたことと、この期間のチャートが毎月積立にメリットがある、期首と期末が上がり、真ん中が底値だったので、安い時にも買い続けられたということがあるのですが、積立投資の優位性を示しました

 また、公的年金を運営するGPIFは日本国債67%、日本株式11%、外国株式9%、外国債券8%、その他現預金というアセットアロケーションをとっています。そのため、毎月積み立てている年金もその割合になっているわけですから、自分でアセットアロケーションを組み立てる場合、公的年金で多めにとっている日本債券は少なくてもいいという考え方です。

 この2つの論には欠点もありませす。積立投資については、今回のシミュレーションとは逆に期首と期末が底値で、真ん中が高値のチャートだと、積立投資は損をします。また、公的年金も現在の制度がいつまでも続くかわかりません。しかし、それでもこうした新鮮な思考がわかるのはうれしい。

 北村さんの前著「貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント」とあわせて読めば、投資の初心者の人にも、これだけでOKというべき本。惜しむらくは、この手の本の宿命ですが、08年発行のため、当時紹介していた投信が古くなっていることです。こういうのって、ネットだけでもデータをアップデートしてくれないですかね。

 内容    ★★★★★
 読みやすさ ★★★★★
 図書館

 参加しました。下のボタンを励みのために押して頂ければ幸いです。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

金融・投資 ブログランキングへ





コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

夢見る父さん

Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

最新記事
リンク
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR