フラット化する世界と野村セミナー

 野村証券のセミナー「グローバル化する世界」に参加。個別の見通しについては首をひねる部分もあったけど、トム・フリードマンの名著「フラット化する世界」 講師は池上浩一さん。野村証券の元広報部長で、現在はCC(シチズンシップ)推進室のシニアコミュニケーションズオフィサーという長い肩書きをお持ちの方。名古屋大の客員教授も勤められています。

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 池上さんの話では、グローバル化とフラット化の進展が世界を大きく変える。また、インフレ、資源・食料不足もあり、今後はアジア、資源国の時代になるという話が基調でした。

 日本に関しては、先進国は衰退するため政治的に混乱し、所得税引き上げなど社会主義的政策もとるなか、アベノミクスが成功すれば、長期政権になり、構造改革もできる可能性が高まります。これまで海外投資家は投機筋が日本市場に参入しても長期投資家はまだ日本に来ていませんでしたが、参院選で自民党が勝利して、アベノミクス成功への期待が高まれば、それこそ東京を金融特区にしてアジアの金融センターにするなど、思い切った政策が可能となり、地価や株価も上昇する見通しです。

 ただし、同時にフラット化する社会のなかでは、代替えが可能な労働などは第三世界にどんどん移転するため、日本の中でも伸びる分野と衰退する分野が出てくるとされました。

 また、貿易赤字から早ければ今年にも経常赤字に陥ります。米国が経常赤字になったあとニクソンショックがあり、強烈なドル安政策をとった歴史をみても、経常赤字になれば強烈な円安が起こりうるとして、通貨分散の重要性を訴えました。

 世界的に見ると2050年のGDPランキング予想では中国、インドが1、2位を占めるなど、アジアを中心とした新興国の力が大きくなります。もちろん、中国が共産主義のままかなど政治の混乱もありうるでしょうが、新興国が伸びていく入口に入っているとされました。したがって、長期的に見れば、アジアを中心とした資源国への分散投資が重要であるという結論です。

 この部分について、僕は分散投資は重要だけど、新興国に偏るのは危険だと思っています。それこそ15年前のアジア通貨危機の前にも、これからはアジアの新興国の時代だと言われましたし、先進国の企業でも新興国の売上が高い企業があるわけですから、こうした企業に投資すれば、新興国の企業に投資するよりもリスクは低いわけです。

 ただ、「フラット化する世界」というのはその通り。この本は投資本とは別に、現在のビジネスマンは必読の名著なので、未読の方は、機会があれば読まれたほうがいいと思います。

 池上さんの紹介されたエピソードで面白かったのが、シェイクスピアのベニスの商人で「資産分散、通貨分散、時間分散」がうたわれているとのこと。分散投資というと、最近の金融工学で打ち出されたものと思っていたのですが、数百年前から言われていたというのは不思議な気がしますね。

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No title

確かに通貨分散の必要性はありそうですよね。
分散投資はしぶといですからね><b

Re: No title

インデックスでも、先進国や新興国ファンドを購入すれば、十分、通貨分散になるので、わざわざ外貨預金や、新興国通貨を買うことはないと思いますが、国内資産だけでは危険だと思います。
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Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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