日経ベリタスでFIRE座談会




座談会によるとFIREを実現したいと考えている人は若年層ほど高く、20代、30代では4割に達しています。ただ、これはいくらなんでも高すぎるというか、漠然と仕事をやめても遊んで暮らしていきたいと考えているだけで、真剣に考えている人はここまでいない気がします。
インフレ、株安で金銭的なリスクが高まる中、納得できたのが取材中にたぱぞうさんから「FIREは一般的な仕事以上に自分で考えて行動する必要がある。具体的なビジョンがないと実現までの道のりは遠い」と聞いたとの話。これは僕の完全におっさん的な発想ですが、FIREはユーチューブやブログで他人の話を聞いて考えるのでなく、自分で実際に真剣に考えないとだめなんですよね。もっとも、若ければだめでももう一度再就職しなおす手もあり、柔軟な生き方という意味ではFIREは優れていると思いますが。
また、別の記者は「重要なのはやりたいこと」と言っていますけど、FIREは途中過程にしかすぎず、人生はまだまだ続くのだからまさにおっしゃる通りだと感じました。
一方で座談会を通じて、FIRE後は資産運用だけが収入のような印象を受けますけど、お金が足りないケースや、退屈すぎたときにはサイドFIREで簡単な仕事をすればいいのです。大企業で一度辞めたら人生おしまいと考えてしまう発想なのかなあ。もっとFIREが楽な生き方と認知されればいいのにというのが全体的な感想でした。