【投資本19】フィリップ・A・フィッシャー著 「超」成長株投資
今から50年前に書かれ、翻訳されたのも10年以上前の古典ですが、今なお通じる投資の鉄則が書かれており、太字を多用した読みやすさもあり、古さを感じません。ただ、太字については、こちらの解釈と違うところもあり、首をひねるところもありましたが。
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フィッシャーは戦前から投資顧問会社を設立し、戦後も投資界で活躍、いわゆるバリュー投資を推進しました。バフェットにも大きな影響を与えたことで知られています。なんと1950年代にモトローラ、テキサス・インスツルメンツなどを購入して、40年以上も保有し続けて、その間に株価は100倍以上にもなっています。
フィッシャーは真に成長する株は、売買して利確をするのでなく、長期間保有し続けることで、莫大な利益が出るとしています。リーマンショックをはじめ、近年ではこれだけボラリティの激しい相場になっていますが、真に成長する株を持っていれば、日本でも莫大な黒字を出せたというのは、例えばファーストリテイリングをずっと持ちづつけていたことを想像すればわかります。
フィッシャーは成長株を見つける15条件を上げ、その条件から外れない企業を安い時に購入することを勧めています。「企業は少なくともあと5、6年は売上を伸ばすのに十分な製品、サービスがあるか」「経営者は誠実か」だの、どれも当たり前なものばかり。ただ、それを調べてるためには実際に関係者に聞き込みをする必要があるとしており、これは、ネットである程度代弁できるとはいえ、日本の個人投資家にはちょっと無理な気がします。
また、テクニカルの否定、短期売買の否定、生活防衛資金の設定など、株価決定要因の検討など本当に50年以上前に書かれた本かと思えるほど、現代に通じるものばかり。英語が読めれば原著を読みこなしたいし、新訳も期待したいのですが、どうなんでしょうかね。
内容 ★★★★
読みやすさ ★★★★★
図書館
フィッシャーは真に成長する株は、売買して利確をするのでなく、長期間保有し続けることで、莫大な利益が出るとしています。リーマンショックをはじめ、近年ではこれだけボラリティの激しい相場になっていますが、真に成長する株を持っていれば、日本でも莫大な黒字を出せたというのは、例えばファーストリテイリングをずっと持ちづつけていたことを想像すればわかります。
フィッシャーは成長株を見つける15条件を上げ、その条件から外れない企業を安い時に購入することを勧めています。「企業は少なくともあと5、6年は売上を伸ばすのに十分な製品、サービスがあるか」「経営者は誠実か」だの、どれも当たり前なものばかり。ただ、それを調べてるためには実際に関係者に聞き込みをする必要があるとしており、これは、ネットである程度代弁できるとはいえ、日本の個人投資家にはちょっと無理な気がします。
また、テクニカルの否定、短期売買の否定、生活防衛資金の設定など、株価決定要因の検討など本当に50年以上前に書かれた本かと思えるほど、現代に通じるものばかり。英語が読めれば原著を読みこなしたいし、新訳も期待したいのですが、どうなんでしょうかね。
内容 ★★★★
読みやすさ ★★★★★
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