朝日VS若田部教授
アベノミクスを巡って、早稲田大学の若田部昌澄教授と朝日新聞の原真人編集委員のやりとりが、一部で話題になっています。ユーストリームで動画を流れているほか、ニコニコ動画で短縮版も流れていますね。これをみると、朝日の論調がどんなものかよくわかります。
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原氏は、アベノミクスには「二つの罪がある」として、アベノミクス第一の矢とされる金融緩和について、「実態経済にお金が回っていない」「世界中の国は副作用が大きいからやらない」と批判しています。
これに対して若田部教授は「実態経済にお金を回っていないというのはいったいどこの国をいっているのか正直疑う」としたうえで、消費が増え、有効求人倍率が改善され、一時金も上がったと指摘。また、大規模な金融緩和については、日本以外の世界中で行われており、日本が遅まきながらやりはじめた、と反論しています。
これについて、原氏の再反論はなく、ここで議論は終わってしまったのが残念ですが、原氏の名前をどこかで聞いたことがあると思ったら、5月23日の大暴落の翌日の朝日新聞一面に大きく「アベノミクス危うさ露呈」と署名入りの論説を書いていた人でした。その記事では「頼みの綱の株価も13年ぶりの暴落となった。試練は安倍政権の想定より早くやってきた」「日本経済はこれまで以上にひどくなりかねない。金融緩和偏重のアベノミクスを修正し、金融緩和のペースを落とす必要がある」と訴えています。
暴落から1ヶ月以上たち、朝日が期待したようなアベノミクスの崩壊は今のところ起きていません。朝日の編集委員という人は高給取りだから、ささやかな景気回復の実感がわかず(だって、デフレ時代から高給をもらっていたのでしょうからね)で、旧態依然とした日銀とか財務省とかの取材先の言うことしか聞かないから、アベノミクスはとにかく悪いと思い込んでるとすら思えます。
若田部教授との論戦で、朝日が意見を変えれば面白いのでしょうが、まあ、あの人たちは自分が絶対正しいと思っているから、そんなことはないでしょうね。そもそもアベノミクスは心理的な側面から景気を良くしようとしているというのならば、足を引っ張るような論説を書き連ねるのはいかがなものかと思うのですが。
なお、マネックス証券の村上尚己さんの分析によると、「メディアも客観的な事実を踏まえて、日本のデフレを扱うことができるようになった」と日経の例を上げています。日経は現実に即して路線を変更したけど、朝日は頑強に立場を変えないということでしょう。
もうすぐ参院選で、さまざまな論説が聞こえてきますが、自分なりに考えて投票に行こうと思っています。
これに対して若田部教授は「実態経済にお金を回っていないというのはいったいどこの国をいっているのか正直疑う」としたうえで、消費が増え、有効求人倍率が改善され、一時金も上がったと指摘。また、大規模な金融緩和については、日本以外の世界中で行われており、日本が遅まきながらやりはじめた、と反論しています。
これについて、原氏の再反論はなく、ここで議論は終わってしまったのが残念ですが、原氏の名前をどこかで聞いたことがあると思ったら、5月23日の大暴落の翌日の朝日新聞一面に大きく「アベノミクス危うさ露呈」と署名入りの論説を書いていた人でした。その記事では「頼みの綱の株価も13年ぶりの暴落となった。試練は安倍政権の想定より早くやってきた」「日本経済はこれまで以上にひどくなりかねない。金融緩和偏重のアベノミクスを修正し、金融緩和のペースを落とす必要がある」と訴えています。
暴落から1ヶ月以上たち、朝日が期待したようなアベノミクスの崩壊は今のところ起きていません。朝日の編集委員という人は高給取りだから、ささやかな景気回復の実感がわかず(だって、デフレ時代から高給をもらっていたのでしょうからね)で、旧態依然とした日銀とか財務省とかの取材先の言うことしか聞かないから、アベノミクスはとにかく悪いと思い込んでるとすら思えます。
若田部教授との論戦で、朝日が意見を変えれば面白いのでしょうが、まあ、あの人たちは自分が絶対正しいと思っているから、そんなことはないでしょうね。そもそもアベノミクスは心理的な側面から景気を良くしようとしているというのならば、足を引っ張るような論説を書き連ねるのはいかがなものかと思うのですが。
なお、マネックス証券の村上尚己さんの分析によると、「メディアも客観的な事実を踏まえて、日本のデフレを扱うことができるようになった」と日経の例を上げています。日経は現実に即して路線を変更したけど、朝日は頑強に立場を変えないということでしょう。
もうすぐ参院選で、さまざまな論説が聞こえてきますが、自分なりに考えて投票に行こうと思っています。