国会でNISAの資金は国が取り上げて使えとの議論




参議院の財政金融委員会で質問したのは参政党の神谷宗幣議員。神谷議員はNISAの資金が米国株など外国に流れていることを問題視し、「政府が民間と国産のSNSを開発し、国民の資産を投資して利益を上げて、非課税で配当を払う仕組みを考えてほしい」と述べました。SNS開発以外にも国産戦闘機の開発や水道事業を外国資本にとられないための資金の原資にするというものです。これに対して鈴木金融担当大臣は政府の資産所得倍増計画の基本的な説明をして議論はかみあっていなかった。
神谷議員はツイッターでも「NISAで集まった国民の資産で、国産SNSの開発などを行い、事業利益を非課税で国民に分配するような仕組みを考えて欲しいと要望しました」とはっきりと述べています。まさか、国会議員が国会でNISA制度を誤解して質問しているわけではないですし、国民が拠出した資金を国の事業に使えという意味でしょう。
ツイッターのリプライをみると、神谷議員の意見をほめたたえる人も結構いました。投資を嫌がる人は一定程度いますものね。今は参政党の国会議員は神谷議員だけですが、将来、当選者が増え連立与党にでも入ったならば、個人がNISAに拠出した資金も政府にとられて、国産SNSや水道事業に使われるのでしょう。利益がいったいどのくらい配当されるかによりますが、国民が国にクラウドファンディングで募金しているような印象です。まあ、神谷議員の意見に賛成するならば、次回の選挙に参政党に投票し、そうでなければ他の政党に投票すればいいのかもしれません