世界中で働かないでのんびりしようとの動きが




中国では当ブログでも紹介しましたが、「寝そべり族」が社会問題になっています。格差が広がったうえ固定化しているため、日本よりもはるかに厳しい受験競争を勝ち抜いても良い就職はできず、親が金持ちでない限り生きるのがこんなんだそう。
最近では六不主義と呼ばれるそうです。「家を買わない」「車を買わない」「結婚しない」「子どもを作らない」「消費しない」「頑張らない」とのこと。中国では仮に良い会社に就職できても「007」(午前0時から深夜0時まで週7日間勤務」という過酷な勤務が待っているそうで、それだったら最初から競争しなくていいやというわけです。コロナの強制隔離を拒否した若者が「おまえの罪が子供や孫の代まで影響するんだぞ」と警告する警官に「僕らが最後の世代なんで」と答えたことがネットで流行したとか。少子化は中国でも深刻な問題ですが、やはり経済状況が大きな原因といえます。
一方、イギリスでは昨年のオックスフォード流行語大賞に「ゴブリン・モード」という言葉が選ばれました。ベッドに横たわってだらだらネットをしながらジャンクフードをたべる自堕落な生活なことで、日本の引きこもりのようです。アメリカでも大離職時代といわれるように、仕事につかない人が増えており、FIREがますます進展しています。
世界各地で閉塞感が広まる中、若者のこうした行動はより広がっていくのでしょう。地球環境のためにも本人の健康のためにも、人間はあまり働きすぎないほうがいいと思うので、こうした動きがもっと広まれば面白いなんておもってます。