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参院選後の為替セミナー

 参院選で自民が圧勝した後の株価、為替はどうなるのか。22日に開かれた野村証券のセミナー、「為替市場の展望」に参加しました。講師は野村証券外国為替アナリスト・エコノミストの平山広太さん。結論からいうと、参院選の自民大勝という結果も含めて、日本の動きは当面、市場から織り込み済みで、海外要因で決まるということでした。

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 私はねじれ国会が解消になったし、安倍さんも経済最優先をいっているので、構造改革が進むのかと期待していましたが、マーケットはほとんど反応せず。自民単独過半数ならず、96条改憲勢力3分の2ならずといったあたりが、マーケットの読み通り。サプライズがないと大きな反応がないそうです。今後も来年4月の消費増税第一弾、来年終了までの金融緩和など、日本経済は予測可能なスケジュールが続くため、市場にインパクトを与えないということでした。

 為替についていえば、ドルがファンダメンタルズの改善を背景に強含みの展開。円はある意味景気や金利に連動する普通の通貨として、緩やかに円安に進むとの見込みです。景気の動きは米国>日本>欧州ですので、為替ドル>円>ユーロの順。米国は9月に財政の崖問題が再燃する危険性もあり、それまでは相場が荒れる危険性もありますが、その後は緩やかなドル高が続くとの見通しです。

 米国は、QE3の出口戦略に伴って2015年後半にもゼロ金利を解除。金利が4%程度を想定しており、アベノミクスで日本の金利が2%になった場合、その金利差からそのころまでに1ドル=120円程度の円安になる、としました。

 新興国では、中国の景気が予想外に回復していないことから、豪ドルは当面、良くないと判断。ただし、中国については、例えば不動産バブルに失敗したゴーストタウンの写真を政府がわざと外国メディアに流すなど、中国政府が情報を完全にコントロールしており、崩壊はないとのことでした。レアルはブラジル政府の失政がリカバーできれば、金利を上げてインフレ対策をすることが可能で、投資の旨みもあるとのこと。新興国全般的に、米国の景気が強くなったことで、投資資金が一部逆流するものの、経済は日本よりも強いため、ドル>新興国通貨>円>ユーロの順番になると説明していました。

 まあ、いつもいっているように、経済予想はまるっきり外れる場合もあるわけですから、野村証券の見方が正しいかは不明ですが、為替相場のボラティリティが減って、緩やかな円安傾向が続くというのなら、海外投資の割合が多めの私からすれば大歓迎です。

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Author:夢見る父さん
50歳でセミリタイアしたおっさん。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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