eMAXIS Slimシリーズの基本理念について




代田氏はつみたてNISAや新しいNISAで「投資家が積立を始める際に選ばれる商品は20年、それ以上にわたってお付き合いする商品。私どもとしてはそういった際に当社のファンドを選んでいただいた以上、将来にわたって業界最低水準の運用コストを目指し続けることを示すことが投資家が安心してファンドを選んでもらえることなので、この理念を大切にする」と宣言しました。つまりSlimをリードする代田氏が変わっても、会社自体がこの理念を守っていくという公約です。
また、「ファンドの規模が大きいほど低コストが実現できるはず。規模の小さい他社ができて我々ができないことは基本的にないと思う」と話しています。僕らが購入することが、Slim側にも、まわりまわっては僕らにも好影響がでるというのはうれしいですね。
さらに、三菱UFJ国際投信ではアクティブファンドを出しているにもかかわらず、「インデックスに勝つアクティブは存在するが、長期間勝つアクティブファンドを予想することがすごく難しい。コストが安い分相対的なインデックスファンドの順位はかなり多くのアクティブよりもよいポジションになる。今の投資環境がどうであるということをかんがえないほうがいい」と心強いアドバイスされました。これは納得ですね。
興味深かったのが、インデックスファンドのファンドマネージャーの評価について、追随性だけでなくリターン水準もあるとのこと。そのために貸株(レンディング)をしているそうで、一方、コストついては運用会社によって定義が違うことが問題になっていますが、投信協会ですり合わせて、来年にかけて各社が同じようなものを出していくそうで、一件落着といえそうです。
毎回、新しい発見があるブロガーミーティング。別にブログを書いていなくても参加できるので、機会があれば皆さんも参加されてみたらいかがでしょう。