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ヘッジファンドよりもインデックス

 米連邦検察当局とFBIは米国の巨大ヘッジファンドSACキャピタル・アドバイザーズが過去10年間にわたってインサイダー取引を「組織的な手口」で実施していたとして刑事訴追するとともに民事提訴したそうです。ウォールストリート・ジャーナルの記事から。

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 SACは数あるヘッジファンドのうちでも、トップクラスのファンド。設立者のスティーブン・コーエン氏はあのラリー・ウィリアムズ氏が「最高のトレーダー」と絶賛するほどの腕前で、設立以来の20年で、平均30%のリターンを上げていたとされます。その結果、今年初めの運用資産は150億ドルにも上りました。ウォールストリート・ジャーナルによると、このうち、100億ドルが没収される見通しだそうです。ファンドの存続も危ぶまれているとか。

 ヘッジファンドというと、金融工学を駆使して、機関投資家や大金持ちだけに大幅な利益をもたらす存在というイメージがありましたが、その代表的な存在ともいえるSACが大儲けしたのはインサイダー取引のお陰というのは、がっかりしますね。しかもSACのようなヘッジファンドがいろいろ仕掛けてくるので、市場が乱高下するわけで、それで儲かっているならともかく、肝心のヘッジファンドも全体的にはイマイチな成績なわけで。

 ヘッジファンドの代表的な指数である「HFRXグローバル・ヘッジファンド・インデックス」によると、2012年の年間リターンは3.51%。米国株のインデックス指数であるS&P500が16%だったのと比べると4分の1以下の成績です。確かに伝説的な腕前のファンドマネジャーはいるでしょうが、高コストなどが足を引っ張っているのでしょうか。

 ボーグルの「インデックスファンドの時代」を読んでいるのですが、やはり、コストをいかに下げるかというのが、非常に重要なポイントであり、インデックスファンドというのは、その最適解といえるわけです。庶民が手の届かないヘッジファンドよりも、インデックスファンドの方が成績が良いというのはなんか痛快です。

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50歳でセミリタイアしたおっさん。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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