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【投資本21】スティーヴン・レヴィット、スティーヴン・ダブナー著「ヤバい経済学」「超ヤバい経済学」

 シカゴ大の若手教授とニューヨーク・タイムズのジャーナリストが組んで、従来の経済学とは全く違う、ミクロの経済学を表したもの。一見、雑多なエピソードの羅列のようにみえて、統一テーマは、「人はインセンティブで動く」ということであり、サブテーマとして、統計学のすごさというのが挙げられるでしょう。

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 テーマは経済学とは全く関係なさそうな、「麻薬の売人はなぜ母親と住んでいるのか」「大相撲の力士が八百長している」「テロリストの口座の見分け方」など。ユーモアタップリの筆致で、目からウロコが落ちるようなテーマと統計を使った明快な分析で明らかにしている。

 一見、社会の良識とかけ離れた、「米国の犯罪が減ったのは中絶が認められたことが大きい」「温暖化対策に化学物質を使用」といった結論が導き出され、解説を読むと説得力満載だからすごい。合理的な経済人を否定した、行動ファイナンスの実験ですら、実験室と現場では違うということを明らかにした、最新の学問といえるかもしれません。直接的に投資に結びつく内容ではないけれど、数字の使い方をこうすれば良いというのがはっきりとわかります。

 両方の本を通じて、一番のお気に入りが、スタンフォード大学がサルにお金が使えるか調べた実験の顛末。銀色のピカピカするコインをサルの群れに与え、飼育員がコイン1枚でりんごと交換、2枚でゼリーと交換といったことを教えると、サルは自分の好物を得るために必要な枚数のコインを研究員に渡すようになった。次に、サルは行動ファイナンスでいう損失回避をとるようになった。そして、とうとう事件が起きた。サルのリーダーが研究員を襲いコインを奪った(サル史上初めての現金強盗?)。コインはメスザルに渡し、交尾を初めて(サル史上初めての現金での売買春?)。ああ、お金についての行動は、人間はサルの段階からまったく進歩していないなんて。ちなみに、実験はこれ以上すすめると何が起きるかわからないという理由で中止になったそうです。

 私は未見ですが、ドキュメンタリー映画にもなったとか。面白いし、話のタネになるおすすめ本です。

 内容    ★★★★★
 読みやすさ ★★★★★
 図書館

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Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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