インデックスで大切なのは低コストだけじゃない

 インデックスファンドでは、コストの重要性が指摘されます。非常に大雑把にいってしまうと、指数に連動するインデックスファンドは、独自のリサーチなどが必要なアクティブファンドに比べて信託報酬などのコストが低い。0.数%でもコストが高いと長期投資をしているうちに、どんどん重荷になっていく。同じアセットに投資するファンドなら、コストが少しでも安いほうが良い。また、アクティブファンドの大半が長期的にインデックスファンドに負けるのは、コストが高いからという理由です。もちろんそのことは大前提にありますが、専門家の方とお話をしていて、コスト以外にも重要なものがあるとアドバイスされました。常識だと思われる方もいると思いますが、ついつい忘れがちだったので、改めて書いてみます。

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 それは何をベンチマークにしているか、ということです。例えば新興国株式の場合、SBIのEXE-iの信託報酬が0.43%と最も安く、人気があり私も保有している三菱UFJ投信のeMAXISの0.63%に比べると0.2%も安くなっています。それではEXE-iの方がお得かというと、必ずしもそうでない。EXE-iは設定されたのが5月ですが、3ヶ月リターンが4.38%になっています。これに対してeMAXISの3ヶ月リターンが8.18%と結構な差がついています。

 EXE-iが新規設定されたためコストがかかっているということもありますし、ETFへ投資するファンドというこもあるでしょう。しかし、実は新興国の低コストインデックスファンドのなかで、EXE-iはベンチマークをFTSEエマージング・インデックス、eMAXISなどその他のファンドはMSCIエマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとしています。この違いは何かというと、韓国が入っているかということで、FTSEでは韓国は先進国扱いになっています。eMAXISのポートフォリオを見ると、韓国は国別で1番多い15.9%のシェアを占めています。これがあるかないかでは、差が出るといえるでしょう。

 では、同じインデックスに連動していれば同じなのかというと、必ずしもそうではない。例えばeMAXISの組み入れ上位は(1)韓国15.9%(2)ブラジル11.6%(3)台湾11.29%。方、やはりMSCIをベンチマークにする野村のFund-iは(1)中国18.1%(2)韓国15。3%(3)ブラジル11.1%と中国の比率が全然違います。(9月末現在)。

 また、ハイイールド債券では、みずほからi-MIZUHOでインデックスファンドがでました。実質コストは0.92%と、今日本で一番売れているアクティブ同カテゴリーファンド、のフィデリティUSハイ・イールドファンドの1.67%に比べて、かなり低いです。ところが、i-MIZUHOのベンチマークとしているマークイットiBOXX米ドル建てリキッドハイイールド・キャップト指数の最終利回りは5.48%に対して、フィデリティがベンチマークとしているBoAMLUSハイ・イールド・コンストレインドインデックスの最終利回りは6.4%とコストを上回る差が出ています。そのため、ここらへんもきちんと見るようにとアドバイスされました。このほか、純資産額や償還期間などをチェックして、途中で返還されないチェックもいります。

 ただ、本業の片手間でやっている素人投資家としては、そこまで詳しく検討したうえ、購入を決めるというのも難儀なものです。例えば韓国のリターンが悪いのだったら、韓国が入っていないインデックスFTSEの方がいいでしょうが、韓国経済が良くなるか悪くなるかなど、正直関心の外なのです。まして、最近は為替ヘッジ付きの先進国株式など、新たなインデックスファンドがどんどん出ています。こうなったら全世界株式かバランスファンドを購入するのが一番楽かな、という気さえしてきました。まあ、ガツガツ儲けようという気もないので、ファンド選びも大雑把でいいのかなあ。皆さんどうしてらっしゃいますか?

 なお、モーニングスターで主要インデックスファンドのコスト比較表が掲載されるようになりました。これから重宝しそうです。

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No title

細かい話ですが、eMAXIS新興国株式とFunds-i新興国株式の比率の差は、あくまでカテゴリ分けの違いだけで実質はほとんど同じだと思います。

例えば、共に1.4%組み入れている「TENCENT HOLDINGS LTD」はeMAXISではケイマン、Funds-iは中国です。約1%組み入れの「CNOOC LTD」も香港/中国と分類が違います。

香港市場で買った株を中国と書くか香港と書くか?NYSEで買ったトヨタ株を「日本」と書くか「アメリカ」と書くか?
こんな違いが大きいように思います。


どのファンドか忘れましたが新興国株式モノで米国の割合が多かったものもありますが、これもADRを使ってブラジル株などに投資しているものでした。

Re: No title

コメントありがとうございます。
インデックスといっても、該当の株そのものを買うわけではなく、あくまでも指数の連動を狙うわけですから、
会社によって多少の差があるのは当然でしょうね。
EXE-iの場合、新興国に韓国が入っていなかったり、先進国にオーストラリアが入っていなかったり
それなりに違うわけですから、同じインデックスファンドでも、MSCIをベンチマークにしたものと
趣が異なるわけですが、なかなかそこらへんまで頭が回りませんので備忘録的に書きました
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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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